校長ブログ
新入生進学選抜クラススタートアップセミナー実施しました。
4月19日(土)、本日、新入生の進学選抜クラススタートアップセミナーを実施しました。準備も含め、6:30に出勤すると、進路指導主事の姿が。彼も今日の指導に万全を期すため、早出のようでした。
事前の時程・内容の確認を行い、普段の1校時の開始時刻である8:55までに会場入り。冒頭に、生徒の皆さんに対し、スタートアップセミナーの開講にあたって、『成功への近道』と題して、4つのポイントをお話しさせていただきました。続いて進路指導主事の先生からは「Proactive」をキーワードとした進路講話と昨年度の卒業生の講話が行われ、午前中の最後は、担任による、「目標設定と大学入学に向けての勉強法」「大学調べのグループワーク」の指導を実施しました。
午後に入り、午前のグループワークのグループに大学生のチューターを入れてのワークショップを実施しました。昨年度のスタートアップセミナーとはだいぶ内容を変更しましたが、各講座とも前回に比し、確実にブラッシュアップできたと思います。
グループワークの中での生徒の発表や発表者に対する聞き手の質問を見ると、すべての生徒に、キラリと光るそれぞれの瞬間があったように思います。生徒の自発的努力や生徒の良さをうまく引き出し、彼ら彼女らに実りある3年間を提供し、各々の将来の展望が拓ける希望進路+αを実現するのが、我々の腕の見せ所のように思います。今日の行事に参加して、「こんなことできたらいいな」のアイデアが、また新たにいくつか思い浮かんできました。
本校に集う多くの人たちに新たな価値観が提供できるようにありたい、本校の生徒たちに良質の学びを提供したい、今後も挑戦は続きます。
本校は新たな学びに挑戦する意欲的な生徒、それを支える多くの教職員の熱意ある活動のある学校です。
5月10日(土)に第0回の学校説明会を実施します。多くの皆様のご来校をお待ちしています。(要申し込み HPをご確認し下さい)
授業観察はじめました。
本日、4月18日(金)から、管理職による授業観察をはじめさせていただきました。本日は地学基礎、数学Ⅲ、化学の3科目、3人の先生の授業を拝見しました。今日の先生方の授業では、授業冒頭にタブレットの授業時の活用を指導したり、年度当初固有の指導も交じりながらの授業展開でしたが、問題演習あり、ペアワークあり、実験があったりと、各先生方の緻密な指導計画に基づく、丁寧な授業準備が窺えました。対する生徒は問題演習時に生徒間での学び合いが自然発生的に起こったり、落ち着いて、前向きにしっかりと学習活動が行われていたように思います。
今月は、引き続き全定すべての先生方の授業を拝見することになるかと思います。指導法や学習環境などの新たな発見もあり、いつも大変楽しく授業参加させていただいています。
こんどはどのような発見があるか、楽しみです。
2学年おがわ学ガイダンス実施しました。
本日4月17日(木)5限、体育館にて、2学年のおがわ学オリエンテーションを実施いたしました。講師には昨年度まで本校の教育活動の活性化にご尽力を頂いた県立狭山緑陽高等学校の岡本敏明教頭先生にご依頼差し上げました。
先生からは、「おがわ学で目指すもの」、「人の心を動かすプレゼンテーションとは」を大きな柱に、スライド、動画を駆使して、わかり易く、楽しくご指導いただけました。岡本先生が元気溌溂に、新任地でもご活躍の様子が窺え、大変嬉しく感じました。先生、ご多忙のところ、ご講演有難うございました。
今日はこれに加えて、もう一つ嬉しいことがありました。岡本先生の今のご勤務の学校から、本校視察のため、お二人の先生を同行されていらっしゃったのですが、その内の一人が、なんと15年近く前、私が主幹教諭時代に副担任をしたクラスの卒業生でした。立派に成長し、勤務校でしっかりと教育実践をしている様子が垣間見られ、大変嬉しく感じました。
本校の教育活動のノウハウを、他校と共有し、お互いに校務のブラッシュアップを図り、改善されていく。こうしたサイクルに、かつての同僚や教え子と取り組むことができる、まさに教員冥利に尽きる1日でした。
地域の期待を身に感じつつ(中学校訪問での令和7年度の校務改善のPR)
4月16日(火)、この日は開校記念日でした。電気保安点検があり、午前中は校内が停電になるため、新着任の教頭先生の御披露目をかねて、近隣中学校へのご挨拶に向かいました。多くの中学校の校長先生にご多忙のところ、お時間を割いていただき、本校の学校改善の様子をご案内しました。まだまだ「千里の道の一歩」程しか、進捗はしておりませんが、「個性豊かな生徒それぞれの可能性を伸長できる教育活動」「少子高齢化が進む中山間地の文化的モデルになれる拠点づくり」「働く教職員が楽しく目標を持ち、自らを成長させつつ働ける職場づくり」を目指して、努力しようと思っております。HPの私の校長あいさつも、こっそり、今年度バージョンに書き換えてみました。
お伺いした中学校の校長先生方には
①今年度以降も、国際交流に力を入れ、インドへの派遣等の事業継続をしていくこと。
②進学選抜クラス等の指導改善を行い、他の進学校にも負けない指導体制整備に着手したこと。
③部活動等の中高合同練習会等を意識し、地域のスポーツ・文化の向上に寄与する活動を今年度も考えていること。
このような具体的な取り組みについて、お話ししました。
おそらく同レベルの県立高校中では出色の充実度であると自負しております。
具体的には
4月12日(土)の陸上部の部活動合同練習会には80名近くの中学生にご参加いただきました。
5月6日(土)8:30から今年度第2回目を実施します。(ご参加の際はご連絡ください)
4月19日(土)にリニューアルされた進学選抜クラスのスタートアップセミナーを実施します。
また、5月10日(土)には学校説明会・授業公開を実施します。(11:30~12:15 要申し込み)
こうした機会に本校の学校概要のご説明とともに、学校改善の新たな良いお知らせが多くできますよう、精進してまいります。多くの皆様のご来校をお待ちしております。
避難訓練・スマホ安全教室の実施(4月14日(月))
4月14日(月)1限に避難訓練、2・3限にスマホ安全教室を実施しました。避難訓練は、各生徒に非常時の避難経路の確認を主たる目的に実施しました。地震発生の想定で、今回は校庭への避難ではなく、校庭への避難経路を確認しつつ、体育館へ避難しました。職員会議で提案されていた地震発生時の対応のポイントがまとめられていたプリントは、生徒にとってもわかり易い内容だったと思います。地震時の対応のプレゼンをクイズ形式で用意されたり、担当の先生方の入念な事前準備、そして整列指導にあたられた学年の先生方の対応、円滑に行事実施できていたと思います。
避難訓練終了後、引き続き、NTTドコモ様に講師をお願いし、リモートによるスマホ安全教室を実施しました。生徒には講演に関わるワークシートを配布し、これもクイズ形式で、個人情報の取り扱いやトラブル回避等に役立つ、スマホの安全な使用の仕方を指導して頂きました。
はからずも避難訓練でもスマホ安全教室でも、クイズ形式のプレゼンの形で講演が行われる場面がありましたが、生徒はしっかり講話を聴講し、必要に応じて、しっかり挙手する等、行事参加していたと思います。担任の先生方の多くも、生徒の様子をしっかり見守り、設問の合間に生徒の間を巡回し、声掛けをしながら、一緒にクイズに参加されていました。
生徒の輪の中に入り、生徒と積極的なコミュニケーションが行える職場が、生徒の学習活動の質を高めると確信しています。こうした教育実践が継続されるよう、努力していきたいと思います。
活気ある週休日の様子(4月12日 PTA新旧理事会・陸上競技練習会)
4月12日(土)、本日は、午前中にPTA総会に向けたPTAの監査と、午後にPTAの新旧理事会、新理事会を実施しました。いつも通り、朝から出勤すると、活気あふれるグラウンド、体育館の様子。
何が起こっているか、確認に向かうと、グラウンドは大量の中学生!この日は陸上部の中高合同練習会の実施日でした。長距離、投擲、短距離にそれぞれ専門の指導者を配置している本校の陸上部では、定期的に中高の練習会を実施しています。昨年度は投擲で関東大会、インターハイに出場できましたが、熱意ある指導陣のもと、まだまだ伸びしろのある成長段階の部活動だと思います。中学生とともに練習する高校生の姿は、先輩の自覚を芽生えさせ、普段と違った意識の高まりがあったように思います。ご来校いただいた中学生の皆さん、引率の先生方・保護者の皆様に改めて感謝申し上げます。
体育館に目を移すと、バスケットボール部と女子バレーボール部が、他校を招いての合同練習、練習試合を実施していました。週休日に関わらず熱心にご指導頂いている顧問の先生方、部員の皆さんの活動に感謝と敬意を表します。
PTAの新旧の役員の皆様の会議も円滑かつ協力的に進行できました。関係する多くの皆様のご協力で、活気ある教育活動が行えていることを改めて感じることができた1日でした。
陸上部の練習会は5月6日(火)8:30から、本校で今年度2回目を実施します。
また本校最初の学校説明会を、5月10日(土)11:30~12:15で実施します(本校HPでの事前申し込みが必要です)。
多くの皆様のご参加を期待しています。
音楽部ミニコンサート
4月10日(木)お昼休み、中庭にて音楽部のミニコンサートが行われました。前日の部活動説明会では、本校にある29の部活動の先陣を切って、部の紹介を行いました。音楽部の部員の皆さんが、ステージ上に登壇した時、最初に感じたことは、「だいぶ人数が増えたな!」ということでした。
説明会終了後、顧問の先生に活動状況を伺いました。部員の募集も含め、熱心に活動している様子、自律的・自発的に活動ができるよう、試行錯誤を繰り返している様子等、楽しそうに教えてくれました。そして、本日、ゲリラライブではありませんが、部員募集も兼ねて、昼休みに中庭で歌うとのこと。それでは、ぜひ職員朝会で先生方に連絡してください、とお願いしました。
お昼休みの中庭のミニコンサートは、音響効果も良いようで、とても素敵に拝聴できました。先生方や事務室の皆さんも深い感銘を受けていました。
高校らしい日常の1コマが、生徒の学校生活を豊かに彩ることを見せていただいたように思います。着実に成長の歩みを進める音楽部や、多くの部活動に、多くの生徒が入部し、思い出に残る高校生活を築き上げてくれることを願っています。
教育活動の改善のために(復元可能な情報の共有化をいかにすべきか)
本日4月10日(木)1・2限は3学年進路ガイダンスを拝見しました。1限は格技場での全体会、2限は各教室にて分野別の講演会の運びでした。2限は来客対応のため、拝見できずでしたが、1限の講師講演は、3年生の進路決定に至るスケージュール感、留意事項が適切にまとめられており、よいイベントであったと思います。
昨日4月9日(水)は、1限は体育館での3年生の学年集会、2限は体育館での1年生の自転車安全講習会、3限は格技場での2年生の学年集会と3つの学年の3つの学年行事を拝見しました。各学年とも、話者の位置を変えたり、生徒の座席間隔を工夫したり、生徒に効果的な集会になるよう、内容以外にも様々な工夫をしている様子がありました。
3学年の学年集会では冒頭の学年主任のあいさつに始まり、教務担当からは学習指導上の留意事項が行われ、進路担当2名からは、年度当初に必要な進路情報だけでなく、今後の生き方在り方にに繋がる心構えのお話もありました。1年生の自転車安全講習会では、中高生で多い自転車事故の防止のため、1学年の生徒指導担当が、パワーポイント資料を丹念に使用し、クイズ形式で安全講習会を行っていました。2学年の学年集会でも年度当初の指導が丁寧に行われており、各先生方の講話の中でも、若手の先生が「顔をあげて先生方の話を聞いて欲しい、聞いている生徒の表情を見て、この生徒は理解しているか、理解していないかを判断し、理解していないようであれば説明の仕方を変えるなどの対応をするのだから」と生徒に注意喚起を行っていました。まさにその通りと思いました。話者以外の先生方の様子を見ると、話者の話を聞きながらも、自分のクラスの生徒がしっかり講話が聞けているか、生徒の表情が見える位置に自分の立ち位置を工夫している職員もいたように思います。
3コマ拝見して感じたのは、どの学年の学年行事も、各先生方は丁寧な事前準備をして、生徒に有用な情報を適切に提供してくれていることです。それに生徒は熱心に講話を拝聴しています。しかし、40~50分、4~5人の話者が話を続けると、最初の話者の話の記憶が薄れてくるようにも思います。これは生徒ばかりでなく、職員間の朝の打ち合わせについても同様な状況が生じることもあると思っています。
情報の伝達と共有、得た情報を他者に再伝達あるいは自己で活用する(復元)。これらをスムーズにできる環境、手法を用意できれば、教育活動はより効果的に効率的に進むと思います。より効果的で効率的な教育活動を目指しての業務改善を目指していきます。
小さな「カイゼン」の積み重ねを
本日、4月9日(水)は新年度開始2日目。各学年とも年度当初のガイダンスが続きます。朝の管理職打ち合わせの際、新着任の教頭先生と「校務把握のために、学年集会などの年度当初の事業は、可能な限り全て見に行こう!」と確認し、先生方のご指導を拝見しました。
朝の登校指導に、私も短時間だけですが、校門に立ってみました。駅近の本校ですが、生徒は車道を開け、しっかり登校できているように思いました。駅前の街路の狭い通学路の要所要所に、今日から3日間の限定ですが、生徒指導部の提案で、先生方が立哨指導してくれているおかげでもあると思います。正門を入る生徒の多くが、きちんと朝の挨拶もできていました。大変ありがたい限りです。
実はこの公の立哨指導とは別に、学食の自販機前で毎日自発的に、登校する生徒への朝の声かけをしている職員がいます。昨年度の転入職員で、異動してきたばかりなので、学習指導や生徒指導をスムーズに行うためには、生徒に顔を覚えてもらうのが一番だから、自発的に朝の立哨を行っているのだと本人は言っていました。年度途中から、その行為に共感した職員が1人加わり、昨年度は主に2人で、時には教員志望の男子生徒が1名加わり、朝の挨拶運動を行っておりました。
今朝の正門指導を切り上げ、職員朝会のため、職員室に向かう途中に自販機前を見ると、なんと3人目の職員の姿が!
職場での自発的な小さな日常の改善が、多数の継続的な「カイゼン」の波になる可能性を確信した瞬間でした。
令和7年度入学式挙行致しました。
4月8日(火)13:00より、本校体育館を会場に、令和7年度入学式を挙行致しました。開式の1時間前頃から続々と入学生及び保護者の方々がお見えになりました。当日は朝、始業式をしてからの会場作成でしたので、慌ただしくもありましたが、会場作成にあたって頂いた3年生生徒、指揮・対応していただいた先生方のお陰で、スムーズに準備は進みました。
始業式、入学式等の式典の際、役務上、壇上から挨拶をさせていただく機会が多いのですが、今までの勤務校に比して、本校は生徒と目線が良くあうように思っています。顔をあげて、相手の表情を見て、しっかり話しを聞こうとしている生徒が非常に多いように思います。真剣に向き合ってくれている生徒に対し、どんな学びを提供できるか、我々も毎日が真剣勝負の場面だと思っています。
今回も来賓の皆様からは、「職員の熱意と生徒の良さが良く感じられる大変素晴らしい入学式であった」とのお褒めの御言葉を頂戴しました。大変嬉しい限りでした。
個人的な内容になりますが、lineにて、隣県にお住まいになる中学校時代の恩師からご連絡を頂戴いたしました。先生お住まいの地域の桜は今満開だとのお話と、現場で勤務する私への温かい励ましのお言葉がありました。入学式当日の本校の桜は、まだ若干のつぼみも目立ち、満開には至らずの感じでした。私が先生にお会いしてから40年以上の月日が流れました。今も温かく見守って頂いております。小川高校に入学した生徒諸君にも、自分の人生を豊かにする友人、先輩、後輩、先生方との出会いがきっとあるはずです。人との出会いを大切にしてほしいと強く願っています。
ご来校していただいた皆様に、本校の良さを存分に感じていただけるような教育実践を、今後も積み上げてまいります。
千里の馬は常に有れども伯楽は常には有らず(指導の改善を目指して)
2月10日(月)正午をもって、令和7年度入学者選抜の出願が終了しました。本校の志願者は217名で倍率は1.10倍。多くの皆さんに本校をご期待いただき、選択していただき、心より御礼申し上げます。本校だけでなく、受検に臨む皆さんの将来に幸あれ、と祈念申し上げます。
話は変わりますが、2月7日(金)5限、本校勤務のALTの指導状況確認の来客がありました。お客さんとともに5限の2年生の英語コミュニケーションの授業を見学に。授業の内容は、受講生徒全員に「将来の夢」について、英語でプレゼンさせるものでした。本校教諭とのチームティーチングで、彼女は生徒の発表に適切な寸評を行い、授業は進行していきました。そして、最後の1人の発表が終わり、ALTの総括の講話。私がカメラを向けたとき、突然カメラを避けるような素振り。恥ずかしいのかな、撮影NGかな。と一瞬思いましたが、大粒の涙。この日が今年度、彼女の2年生での最終講義だったのです。彼女には授業だけでなく、スピーチコンテストの支援や英作文指導、国際交流業務等、様々な学習指導に支援していただきました。生徒にしっかり向き合い、熱心に指導してきたからこそ、流せる涙であったように思います。
表面に現れた「点数」だけでなく、表面に現れにくい「生徒の可能性」をしっかり信じて指導していける、「名伯楽」たる教職員の成長も、今後とも目指して校務運営していきたいと強く感じました。
2月6日(木)5・6限第2学年「おがわ学説明会」実施しました
過日、2月6日(木)5・6限に、2年生の「おがわ学説明会」を実施しました。「おがわ学」は令和元年度に小川町の小・中学校と本校で導入された、地元小川町をフィールドとした、地域課題設定・課題解決型の探究型授業で、この2年生が7回目の該当学年になります。担当職員から、「5限冒頭に講話を。」と依頼されていましたので、何を話すか、少し、考えていました。
当日、20分の持ち時間がありましたが、私が話した内容は、ずばり「校長職はおがわ学である」という内容でした。私は小川高校に着任が決まって以来、母の実家があり、幼いころより何度か来訪したことがあるものの、はじめて本格的に小川町をリサーチしたように思います。小川町の歴史、文化、人口の変遷、産業の変遷、交通、小中学校の所在地と学区・在籍児童生徒数の変遷etcをまずは調べてみました。加えて総合的探究・地域研究に関する書籍にあたり、更に大学の地域政策系の学部の社会人講座を6週間にわたり聴講し、また、役場や地域の様々な方々にお会いしてお話を聞かせていただきました。こうしたことを踏まえながら、小川高校が地域においてこのような存在であってほしい、小川高校の生徒たちにこのように育ってほしい、先生方とこのような学校づくりをしたい、とこれまでアイデアを温めてきました。そして振り返って考えてみると、「これって結局「おがわ学」だよね」との結論に至ったわけです。
地域のことをリサーチし、そこで見つけた課題を仲間(本校の教職員・生徒・地元等関係の皆さん)たちと共有し、実践し、解決を目指す。うまくいかなかった部分については、再度研究し、改善策を再検討し、実践する。校長職の在り方も、まさに探究型学習のように感じています。今年度着任したばかりなので、しばらく本校で勤務するつもりでおりますが、いつの日か、異動をした際には、また新たな地域で、同じサイクルで勤務することになると思います。ゆえに「おがわ学」というのは、小川町という地域をフィールドにしてはいますが、生徒にとっても、将来、どこの地域、どんな仕事に就こうとも、将来にわたって継続する有効な学びの形を学ぶということであると思います。
「おがわ学」による実践、コミュニケーション力の向上を含む非認知の力の向上と知識理解を含む伝統的な学力の向上の両立を目指し、本校生徒には、自らの人生を豊かにする自分だけの学びのシステムを小川高校での学習を通じて確立してほしいと願ってやみません。
大河駅伝に陸上部・教員チーム参加しました
2月9日(日)、小川町立大河小学校をスタート・ゴールとする大河駅伝に、本校陸上部と職員チームが参加しました。大河駅伝は昭和57(1982)年に第1回が行われた地域行事で、小川町の大河地区の各町内からチームが出て行われているスポーツ行事です。かつては各町内すべてを走破する規模で行われていたとのことですが、今回は各区間1キロ前後と、参加しやすい距離での実施でした。昨年度は本校サッカー部の諸君の参加があったようですが、今年度は陸上部の諸君が参加とのこと、そして、なんと、アンカーを主将の教頭が務める、小川高校職員チームが初参戦。教頭・社会・社会・社会・音楽という有り得ない教科バランスでの参戦です。これは応援に行くしかありません。
8:30からの開会式ののち、グランドでの入念なアップ。そして10:00のスタート。小川町の小林教育長さんのご配慮で、各中継地点への巡回に同道させていただきました。
児童生徒・高校生・一般・そして本校職員、選手の皆さんの真剣な走りを目の当たりにし、また、沿道の地域の皆さんの応援の様子や、(株)センティードの笠原和樹社長さんが競技役員として荷物運搬車を運転されていらっしゃったり、地域の皆様のご尽力で、今継続している行事はだいぶ減ってきていますが、かつて、多くの地域で行われていた地域行事が現在も継続していることの素晴らしさを強く感じました。来場されていた高橋町議会議長様や小川西中教頭先生ともお話ししましたが、本校も地域の活性化に役立っていけたら良いなと職員一同、考えております。結果は本校陸上部が準優勝、職員チームが9位でした。大会翌日の本日、参加職員は無事に出勤しています。
余熱いまだ冷めやらず(将来構想委員会の活動)
先週1月30日(木)、梅野先生による職員研修会を実施しました。研修会終了後、若手の先生方が梅野先生を囲んで、色々質問をさせていただいたのは別掲の通りです。週を持ち越し、今日2月3日(月)も余熱は冷めやらずといった感じです。
※梅野弘之先生ブログ
「県立小川高校で生徒募集テーマに先生方向け講演会」https://e-mediabanks.com/2025/01/30/lecture-20/
「今の若い世代は我々昭和世代より「質問力」があるようだ」https://e-mediabanks.com/2025/01/31/lecture-21/
本日、7限終了後の16:30から、将来構想委員会の会議の招集がかかりました。メインのメンバーは、杉戸高校さん来校時の職員研修会参加の先生方、梅野先生ご講演終了時の質疑応答に加わった先生方になります。一般的に学校の教育活動は、時期ごとの決まった学校行事も多く、既存の校内組織はルーティンワークをこなすのに精一杯である事が多いと思います。本校では、校務のブラッシュアップを目指し、昨年末に自薦他薦を問わず、委員を募ったところ、応じてくれたのは、なんと13名もの先生方。
今日も熱い議論が交わされました。毎日の小さな努力が積み重なり、気がつけば小川高校が素晴らしい学び舎になる予感を強く感じています。
「人は城、人は石垣、人は堀~」(個別相談会実施しました・小川町スポーツ賞表彰式参加しました)
本日、2月1日(土)は個別相談会の実施日。管理職と教務担当者中心で対応致しました。来校頂いた皆様には最後の最後まで、本校を進路の選択肢に加えて頂き、感謝申し上げます。3月の入学許可候補者説明会で、再び皆様にお会いできる事、楽しみにしております。
午前の業務を終え、午後からは「小川町スポーツ賞」の表彰式出席のため、リリック(小川町中央公民館)へ。今年度インターハイに出場した陸上部と少林寺拳法部の生徒、合計6名を表彰して頂きました。町スポーツ協会の瀬川会長様をはじめ理事会の皆様には格別のご配慮を頂戴し、心より感謝申し上げます。島田町長様、高橋町議会議長様、小林教育長様、教育委員会生涯学習課の磯田課長様をはじめとする地元小川町の皆様にも本校教育活動への温かい応援の言葉を頂戴致しました。生徒の自己実現の追求とともに、自分以外の周囲のために努力できる人材の育成に、今後も精進してまいります。
講師梅野弘之先生による職員研修会実施しました
1月30日(木)15:50から、本校図書館にて、「学校広報と生徒募集の基本戦略」の講演題にて、株式会社メディアバンクス代表取締役の梅野弘之先生を講師にお迎えして、職員研修会を実施いたしました。梅野先生には昼過ぎにご来校いただき、本校5限の授業をご覧いただき、学校の雰囲気をご確認いただきました。その後、校長室にて、情報交換をさせていただき、会場の図書館へ。3年生の学年末考査、入学者選抜用務等、用務多忙のところ、30名近い本校職員が研修会に参加してくれました。
梅野先生のプレゼンは、生徒募集用務についての公立・私立の比較や、生徒募集用務によって改善される学校環境への言及、生徒募集上の注意点などでした。なかでも私が感銘を受けたのは、「(学校の)売りは必ずある 見つけて育てる」のくだりで、100年になろうとする伝統校である本校には他校にない魅力が必ずあり、それを見つけてしっかり育てれば、学校は必ず今以上に素晴らしくなるとのエールを頂けたことでした。
研修会が終わった後も余熱が残り、有志の先生方が梅野先生を囲み、質問攻めをさせていただきました。その後、再び校長室での情報交換と、私も教頭も本校職員にとっても、本当に得難い1日になりました。梅野先生、ご指導大変ありがとうございました。歩みを止めず、職員一同、たゆまぬ校務改善を1歩1歩進めていこうと思います。
※ 着任以来、多くの皆様から学校へのエールを頂いております。
講師梅野先生のブログ(「県立小川高校で生徒募集テーマに先生方向け講演会」https://e-mediabanks.com/2025/01/30/lecture-20/)
杉戸高校松本校長先生の校長日誌(【校長日誌】学校間の学び合い https://sugito-h.spec.ed.jp/blogs/blog_entries/view/437/3acf681dd1e5df33f7d35f6bd4eb60c2?frame_id=483)に本校をご紹介して頂きました。
ご配慮に心より感謝申し上げます。
埼玉起業人発掘プロジェクト見学しました@りそなコエドテラス
本日、1月29日(水)は定時制の打合せ出席後、本日分の決裁を済ませ、急ぎ川越に移動。埼玉りそな銀行さんプロデュースの「埼玉起業人発掘プロジェクト」の拝聴に向かいました。会場は埼玉りそな銀行の旧川越支店、大正ロマンの漂う名建築の「りそなコエドテラス」。9月22日(日)に実施した本校の起業体験プログラムでの「小川高校マルシェ」で、物品販売に場所をお借りしたあの場所です。登壇者としてパネルディスカッションを行うのは、本校の「おがわ学」の指導者をお務め頂いた小田穂氏や、起業体験プログラムで「株主」になって頂いた(株)セキネシール工業の関根俊直社長さん、石蔵の美しいコワーキングスペースNESToも経営されている(株)センティードの笠原和樹社長さん他、地元企業の若き経営陣。これは何か面白いネタが見つかりそうです。夜陰に紛れて、会場にこっそり向かいました。
会場後方から様子を覗いていると、びっくり、本校職員の姿が。校務改善のネタ探しの私同様、彼もおがわ学のネタ探しの行脚の模様。聴衆のご迷惑にならないように気をつけながら、資料にメモの筆を走らせました。
感想を簡潔にお話すると、登壇された若き経営者の皆さんは、熱意あふれ、地域の強み、弱み、地域現状をしっかり分析し、地域(社会)貢献を含む社業の可能性を真摯に追求しているように感じました。昨日、杉戸高校さん来校前の午前中、町役場と大学関係者が本校にお出でになり、本校校務の可能性について、意見交換致しましたが、その時に、話題になった内容と同様の話が、若き経営陣からもお聞きすることができました。
行政、企業、大学、そして高校。立ち位置、切り口はそれぞれ違いもありますが、問題意識や課題感は共有できているように思います。「人と人が出会い、繋がり、結ばれる」興味深いイベント情報をご提供頂きました埼玉りそな銀行、コエドテラスの皆様に心より感謝申し上げます。ライトアップされたコエドテラスは美しかったです。
朋有り、遠方より来たる、亦楽しからずや(杉戸高校よりお客様来校)
先日、大変お世話になっている大学の先生から、こんなご連絡を頂戴致しました。埼玉県東部地区の杉戸高校の先生が、本校の教育活動に関心をお持ちになっている、ご対応お願いできないか、とのお話でした。当方としては、実は杉戸高校さんを先進校として注目している事もあり、驚きはありましたが、本校でよければと、望むところでもありました。そこで、職員研修会の形式にして、杉戸高校さんの実践事例をご教授頂き、我々の校務情報もご提供させて頂く形を提案させて頂きました。
こんな経緯で、本日1月28日(火)、校務ご多忙なこの時期に、当方の勝手な申し出にご快諾頂き、校務の中枢の先生を派遣して下さいました杉戸高校の松本校長先生には心より感謝申し上げます。我々としては、杉戸高校さんの学習指導や進路指導の事例、そして広報対応等、本当に有り難く交流させて頂きました。
最近の県立高校を取り巻く環境は、学校統廃合も含め、様々な報道がなされております。少子高齢化の厳しい社会状況や急激な環境の変化の中でも、目を凝らして見ると、必ず新たなニーズは産まれ落ちているように思います。「新しい学校を創る」というと大袈裟になりますが、時代の動き、新たなニーズにしなやかに対応できる学校づくりを、職員、生徒・保護者の皆さん、地域の方々など、校内外の多くの同志とともに、ゆっくりと一歩一歩進んで行けば良いように思っています。現状を分析し、将来に向けた新たな学校づくりのため、杉戸高校さんとは、今後も引き続き、情報交換を行い、お互いの校務の改善を心掛けて行けたらと考えております。
今回の投稿の題に「朋有」の言葉を使わせて頂きました。個人的な感慨になりますが、20年来ご指導頂いていた先輩管理職の先生が大切にされていた『論語』の一節は、まさに今回の杉戸高校さんとの研究協議に相応しい言葉のようにも感じております。S先生今までご指導大変有難うございました。これからも教育活動に精進してまいります。
比企4県立高校合同進路説明会実施しました
本日1月26日(日)、東松山市の松山市民活動センターにて、比企4県立高校合同進路説明会を実施致しました。比企地区は、普通科の男子校、女子校、共学校、共学の総合学科高校と伝統とバラエティに富んだ、豊かな教育環境が広がっています。昨年末から、比企地区の小学校6年生から中学校2年生を中心に、当説明会の参加者募集を行いました。参加希望者はなんと166組350名近くの大勢に及びました。ご関心を持っていただきました皆様に心より感謝申し上げます。
説明会の構成は3部構成とし、開式後の第1部では『これからの学び、高校選びの第一歩 変わる高校入試 今求められるのは』と題した講演会を教育ジャーナリストの梅野弘之様にお願いし、令和9年度入試に関する情報提供を実施しました。続く第2部では各参加校の生徒による学校紹介(各校の特色、学校生活、学校行事、部活動等に関する説明)を実施しました。そして最後の第3部では個別進路相談会を実施し、各参加校の学校概要等の説明を各校の希望者へ実施しました。第1部の梅野先生のご講演では「学校の勉強を中心に学習活動を頑張ることが、入学者選抜での学力検査、調査書の学習の記録(通知表の点数)の成績をあげることになり、希望進路先の高校に合格する近道である。中学校3年生から頑張るのでは遅いので、中学校1年生から頑張った方がよい」「令和9年入試から面接が導入されるが今からそんなに焦ることはないこと」そんなお話があったと思います。今後も比企地区の4県立高校では積極的に学校情報、入学者選抜情報を発信していきますので、よろしくご注目ください。
参加の生徒の皆さんの日常が充実し、希望進路が実現できますよう、心からお祈り申し上げます。
※ 今回の比企4県立高校合同説明会については、昨年来、3回にわたり、講師の梅野弘之先生のブログにご掲載頂きました。感謝申し上げます。1月30日(木)の本校職員研修会もよろしくご指導の程、お願い申し上げます。
・何と1月中の1・2年生向け講演依頼が舞い込む https://e-mediabanks.com/2024/11/12/exam2027-2/
・比企地区4校が1・2年生向け合同説明会(令和7年1月26日)https://e-mediabanks.com/2024/11/27/school-info-175/
・比企4校合同説明会で令和9年度入試変更について講演 https://e-mediabanks.com/2025/01/26/school-info-186/
「エプロンシアター」の公開授業拝見しました(3年選択科目「発達基礎」)
本日、1月24日(金)3限、被服室にて、3年生の選択科目、「発達基礎」の公開授業がありました。頂戴した招待状には「エプロンシアター」の文字、そして「3歳児になったつもりでお越しください」の案内文。いつもそうですが、ご招待いただければ万難を排して、拝見するの一択です。先生方や生徒から声をかけていただけるのは、本当にうれしい限りです。家庭科の保育系の科目の中での何らかの実習だろうと楽しみに会場に向かいました。行ってみると3学年団の先生方を中心に10名以上の先生方が会場に集結していました。いつも思うのですが、本校は公開授業等での職員の参加状況が非常に良いと思っています。ご多忙の中、お時間を割いていただいた先生方に本当に感謝です。
11:00過ぎに開演し、生徒の実践を見て、すぐに気づきました。生徒が着用しているエプロンを劇場に見立てて、昔話や創作童話の上演の実習授業でありました。それぞれの生徒が、話にあわせ人形や小物を作ったり、エプロンに場面展開のためのポケット等を作り込んでいたり、見どころ満載でした。
授業終了後、ご指導頂いた授業担当の先生とお話をしました。この授業の受講生は教育系の上級学校に進学する生徒が少なくないようです。授業では2学期から、誰がどのお話を担当するか話し合い・調整をはじめ、エプロン・小物類をコツコツ作りはじめていたとのことでした。3学期に入り、授業の一環として、保育園を訪問し、子どもたちを前に何回か実演し、そして、今回の授業公開に至ったとのことでした。保育園で初めて演じた生徒が、何度も回数を重ねて演じるうちに、どんどん上達していく。そして地域の子どもたちや保育園の先生方に感謝される中で、生徒にも自信が付き、自己肯定感も向上していく。今回の公開授業だけでなく、多くの先生方の丁寧な教育実践の上に、本校の教育活動が成立している状況を確認でき、とても温かい気持ちになりました。
株主総会(おがわ学「企業体験プログラム」最終報告会)、本日挙行
本日1月22日(水)5・6限におがわ学の起業体験プログラムの株主総会(最終報告会)を実施致しました。いつもご支援頂戴しております地元小川町からは小暮副町長様、町議会議員の皆様、にぎわい創出課の皆様、カリキュラムに対し株主としてご支援頂戴した地元企業の皆様、日頃から学識経験者として大所高所からご指導頂戴しております埼玉大学の関口先生、東洋大学の松元先生、高等学校・中学校の先生方など、本当に多くの方々にご来校頂きました。心より御礼申し上げます。また東京証券取引所の森元憲介課長様にもスペシャルゲストとしてご来校頂きました。ご多忙のところ、ご来校頂き有難うございました。
報告会は、当プロジェクトをご指導頂いておりますジャパンチャレンジャープロジェクト代表理事の中川直洋様と本校生徒の仕切りで、7つの各生徒グループ(会社)からの事業報告・来会者からの質疑応答の形式で行われました。社名の決定、商品開発、生産、販売etc、それぞれの段階で解決が必要な新たな課題の発見。それに対峙し、乗り越える力の必要性。参加生徒たちはアントレプレナーシッププロジェクトを通じて、逞しさとともに社会を見つめる新たな視座を獲得できたのではないでしょうか。事業報告に対し、株主としてご参加頂いた企業の皆様からは温かなアドバイスを頂戴致しました。物心ともの皆様のご支援なければ、当プロジェクトはそもそも成立できなかったと思います。重ねて御礼申し上げます。
校長挨拶時に申し上げましたが、今年度のおがわ学の取り組みの中で、当プログラムが特に目を引く形になりました。おがわ学の定義は、小川町をフィールドにした地域課題設定・地域課題解決型の探究学習であり、他講座を含む地域研究から抽出されたエッセンスは、一般論として同様他地域でも通用する普遍性を持つ可能性を秘めています。願わくば、本校でおがわ学を学んだ生徒たちの中から、将来にわたる学びのテーマを見つけ、そして上級学校等で更なる専門性を深め、究極としては地域で生活者として課題解決に努められる人材を輩出できたらと思っております。個人的な目標(ロマン)になりますが、地域の人財循環、世代間の継承を含む地域の活性化に学校をどう機能させるかが、「教育目標」のその先のターゲットと考えています。
本日は参加生徒にとっても、担当職員にとっても価値ある1日であったように思います。末尾になりますが、年度を通じてご指導頂きました中川様、特別非営利法人霜里学校の小田穂様に厚く御礼申し上げます。有難うございました。
東京大学大学院「自然環境デザインスタジオ」最終講評会+交流ワークショップへの生徒参加
1月19日(日)、大谷石の外装が美しい蔵造の建物である「コワーキングロビーNESTo」にて開催されました、東京大学大学院新領域創成科学研究科の寺田徹先生のゼミの研究発表・ワークショップに参加してまいりました。
当日は「小川町の魅力を高めるまちづくり・地域づくりの提案」と題する研究発表で、寺田先生のゼミの大学院生3グループのご発表があり、ご発表後にワークショップを実施し、意見交換会を行うという流れでした。小川町のにぎわい創出課様から「外から見た小川町の魅力表現とワークショップによる町民との交流事業」として、「令和6年度大学生等の若い世代との連携活動費補助金」の助成金が付いて行われている事業でもあります。本校の「おがわ学」の講座との親和性もあり、「おがわ学」の講座にも、寺田先生、大学生の皆様にご来校いただき、「小川町を高校生にとって居心地の良い町にする提案を考えよう」のテーマでご指導頂きました。そうした経緯から、本校3年生が2名、ワークショップに参加することでもあり、私も勉強させていただきました。
発表のテーマは「おがわ型農業の発信に向けたウェブデザイン(仮)」、「小川町のインクルーシブまちづくり(仮)」、「音環境からみた親水公園の空間デザイン(仮)」の3題で、指導講評のご担当として企業・研究者の方々のご参加もあり、また小川町役場のご担当や地域の関係の皆様のこ来場、ご参加もありました。どの研究発表も、地域実情を丹念にリサーチした上で、かつ学問的でもあり、本校生徒たちも、大変楽しく、充実した時間を過ごせたと思います。ワークショップの中で、参加の皆様が本校生徒を、「一人前の参加者」として遇して下さる。こうした一コマ一コマが「ひとを大人に成長させていく」のではないかと強く感じました。
私自身は「おがわ型農業の発信に向けたウェブデザイン(仮)」のワークショップに参加させていただきました。発表の要旨は、有機農業に取り組む個々の事業者さんの価値ある取組の情報を、ウェッブ上に情報集積し、外部者に小川町の有機農業の良さ等を、効果的に紹介していく試みのお話でした。お話を学校に置き換えて考えていくと、個々の職員が学習指導、部活動、進路指導、行事対応etc、様々な良質な取り組みをしている学校は沢山あると思います。そうした校内のコンテンツを関係づけ、「生徒の学びの新たなストーリー」に再構成できれば、新規業務を立ち上げずに、充分魅力的で新たな学校価値を創出できるのではないかと思います。そんなことを夢想しながら、大変楽しいひと時を過ごさせていただきました。
良い機会を頂きまして、寺田先生をはじめとする東京大学大学院新領域創成科学研究科の皆様、指導講評の先生方、いつもご支援を頂いております小川町役場、そして地元の皆様に改めて感謝申し上げます。
進選クラス実力テスト実施しました
本日1月18日(土)の15時から、PTAの第4回の理事会が開催されるので、少し早めですが、朝から出勤してみました。学校に着くと、校庭では新人戦を戦うサッカー部、体育館では男バス、格技場では少林寺の生徒たちが熱心に部活動を行なっておりました。校舎に入ると4階では1年生、3階では2年生の進選クラスの生徒たちが実力テストに臨んでおりました。他に目につきにくいところでも、いくつかの部活動、校務対応で頑張っている生徒諸君・先生方の動きがありました。生徒の活動の影には、教職員の努力ありです。試験監督、部活動指導等でご対応頂いている先生方、ご苦労様です。ご対応に感謝申し上げます。
共助のための社会基盤創り(3学年年金講座実施しました)
本日、1月16日(木)6限、柔道場にて、3学年の年金講座を実施しました。川越年金事務所から講師の先生の派遣を頂き、3年生生徒にご講義いただきました。平成元年度に大学に入学した私の体験からいうと、学生の国民年金への加入が義務づけられたのは、平成3年の4月から。ちょうど私は大学3年生でした。そんな四半世紀以上も過去の体験を思い出しながら、講師の先生のお話を聞かせていただきました。自分の知らなかった話もあり、大変勉強になりました。
生徒の皆さんには、制度の趣旨、必要な対応等、様々な知識を身に付け、健康で安心安全な社会生活のための知恵を手に入れて欲しいと思います。共助が成立する生活しやすい社会の実現のため、お互い頑張っていきましょう。
「艱難(かんなん)汝(なんじ)を玉にす」(大学入学共通テスト激励会実施しました)
本日1月16日(木)15:50から、大学入学共通テスト受験の3年生の「共通テスト事前指導」を実施しました。
進路指導主事の先生、進路指導部の大学進学担当の先生から、共通試験受験上の注意等、頂きました。先生方、ご指導有難うございました。
個人的な思い出ですが、思い返せば、今から36年前、年号が「昭和」から「平成」に変わった年、私は受験生でした。制度も「共通テスト」前身の「共通1次試験」で、その年は、1979年から始まった「共通1次試験」の最後の年でした。
「艱難汝を玉にす」
困難な経験は人を磨き、立派な人格に成長させる。進路が決まった同級生もいる中で、目標に向けて困難な道程に挑戦している皆さんに、教職員を代表して、心からのエールを送ります。頑張れ。
「株主総会」に向けて(1月22日(木)開催予定 おがわ学起業体験プログラム:「道の駅プロジェクト」報告会準備について)
本日、1月15日(水)6限、本校図書館1Fにて、おがわ学でのアントレブレナーシッププロジェクト「道の駅プロジェクト」の「株主総会」の事前準備が行われました。進捗状況の確認に、授業の様子を拝見させていただきました。このプロジェクトは、小川町の特産物を用いて、現在改修中の道の駅で販売する物品を開発するという流れで、受講する40名あまりの生徒たちが7つのグループに分かれ、それぞれのグループを会社に見立て、製品開発等を行ってまいりました。途中、7月の中間発表会では金融機関・地元企業・学校関係者・地域の方々をお招きし、各グループのプレゼンをご覧いただき、ご出資いただく形で、事業(授業)を進めてまいりました。途中、9月には文化祭での模擬販売を実施し、更に、埼玉りそな銀行様のご厚意で、川越市の「りそなコエドテラス」をお借りしての販売会も実施させていただきました。多くの皆様のご支援をいただいた当事業ですが、来たる1月22日(水)にプロジェクトの最終報告会を行う予定です。
学校でのアントレブレナーシッププロジェクトの先行事例としては、品川女子学院さんの実践等、何例も挙げられますが、地域との協働の視点を含む本校の取組を今後も育んでいきたいと考えております。
3年生の皆さん、講座担当の先生方、お疲れさまでした。ご指導頂きました講師の先生方、町関係の皆様、ご支援いただきました金融機関・地元企業の皆様、今後ともご支援の程お願いいたします。22日(水)の株主総会、どのような出来上がりになるか、大変楽しみです。
地域スポーツ行事への積極的な参加(ホンダ寄居工場新春駅伝2025)
本日、1月12日(日)、ホンダの新春駅伝2025に、本校の生徒が出走するとの事で、本田技研工業寄居工場に応援に向かいました。
駐車場から連絡橋をわたり、工場に入ると、本部に面した広場に小川町のテント。町役場のご厚意で場所をお借りして、生徒は出走の準備。小川町関係では中学校の陸上競技部の生徒さん、小学校の先生方のチーム等、テント周辺は賑やかな様子でした。
本校からは、陸上競技部に加え、バスケットボール部男女が何と3チームと合計4チームの参加がありました。顧問の先生方のご指導の下、予想以上の多くの生徒の参加があり、大変嬉しい限りでした。
12:30のスタートで、生徒たちは怪我なく良く頑張ってくれたと思います。生徒の応援がてら、ホンダに就職した本校卒業生や地元の小中の先生方、役場の皆さんにお会いし、お話でき、大変有意義な時間だったように思います。
参加した陸上競技部、バスケットボール部の皆さん、週休日に引率指導して頂いた先生方、お疲れ様でした。感謝申し上げます。
生徒の将来の可能性の一層の追求のために(「進学選抜クラス」説明会の実施)
本日、1月11日(土)、中学生向けの進学選抜クラス(通称「進選組」)の説明会を実施しました。「進選組」を焦点化した説明会は、今回が初の実施で、参加者がどの程度いらっしゃるか、ちょっと心配でしたが、予想外に多くの中学生・保護者の方にご来校いただきました。併せて実施いたしました個別相談会にも多くの生徒さん・保護者の方にご来校いただきました。重ねて御礼申し上げます。
さて、本校の「進学選抜クラス」ですが、平成24年度に設置され、今年で12年目を迎えました。今回の説明会での現3学年「進学選抜クラス」担任のプレゼンにて、校内データでお示し致しましたが、「楽しく学べ」、「学びやすい」、「進学選抜クラス固有」の学習成果が出しやすい補習や進路行事等、環境整備が行われていることをご理解いただけたのではないでしょうか。また3年生の「進学選抜クラス」在校生3名の話から、生徒の3年間の成長の様子を感じ取っていただけたのではないでしょうか。「孟母三遷」との言葉もありますが、「個人の努力を、より効果的に機能させるには、人的環境も含めた環境整備が、必要不可欠である」と強く思い、意識して校務運営を行っております。
私は本校で県立学校勤務は8校目の勤務になりますが、成績中位の学校は、他の学力層の学校と比べ、生徒の進路希望や学習状況、得意科目・苦手科目のバラエティー等、生徒1人1人の個性が際立つように思います。生徒1人1人の「個別最適な学びの実現」を目指して、進学選抜クラスだけではなく、一般クラスを含めた校務・学習活動の刷新を今後も心がけていきます。
今こそ、時代に適う新たな事業を、教職員、そして「同志」である在校生諸君と一丸になり、創り出していくべき時だと思います。我々本校職員は「楽しく」「学ぶ環境の整備」に余念なく取り組んでおります。現行の「仲間たち(教職員・在校生・同窓生・地域の皆様etc)」に、意欲に溢れる新たな同志(新入生)が多数加わってくれることを、今から楽しみにしております。
引き続き、本校の教育活動へのご理解ご支援をよろしくお願いいたします。
最上級生の底力発揮!(「3学年フェス」開催しました)
本日1月9日(木)、昼休みに3学年男子2名が校長室に来訪。
「6限に3学年フェスやるんで見に来てください。」とのお誘いの言葉。
声かけられれば、もちろん拝見の一択。声かからずとも、当然、こっそり拝見しようとは思っていました。
木曜6限のLHRの時間を活用して、生徒の学校への帰属意識や生徒間の連帯意識、相互の協力意識等の社会性の育成、そして何よりも3年間の締めくくりとしての思い出づくりも含め、学年行事として、3年生の皆さんには実施していただきました。
そういえば、先日、町役場へ年頭のご挨拶に伺う時、準備に荷物運搬をしていた3年生を見かけました。聞いてみると、リハーサルも成功裏に終わったとのことで、6限、楽しみでした。
冒頭はダンスパフォーマンス、高校生らしい躍動感のキレッキレのダンス。続いて歌唱、頑張って歌ってました。そして最後はバンドのステージ、3年生は楽しく盛り上がっていたように思います。
3年生の皆さん、高校生活はいかがだったでしょうか?今日は楽しめましたか?
もうすぐ卒業、それぞれが新しい環境への旅立つことになりますが、それぞれの場所でしっかり頑張ってください。
応援しています。
3年生の皆さん、ご支援いただきました先生方、お疲れさまでした。
安心・安全な登下校の実施について
始業式翌日の本日より、生徒の安心・安全な登下校の促進のため、14日(火)までの3日間、登校指導が行われます。
生徒指導部及び各学年からの担当の先生方、そして代表生徒の諸君が、正門前にて、登校生徒に朝の挨拶の声掛け、
登校時の注意喚起等を行いました。
朝の管理職打ち合わせ後、教頭さんとともに正門前に合流し、登校生徒に対し、朝の挨拶をさせてもらいました。
すがすがしい挨拶をできる生徒が多く、気持ちのいい朝のスタートとなりました。
生徒の皆さんには、今後もあいさつをはじめとする良好なコミュニケーションが行える人間性豊かな人材に育っていってほしいと思います。
協力していただいた先生方、生徒の皆さんお疲れさまでした。
3学期(全定)始業式・定時制校内成人式
2週間の冬季休業も終了し、本日1月8日(水)より3学期が開始です。朝のSHRの後、まず清掃を行い、その後で全日制の始業式。本校の生徒の体育館の集合は早く、予定通りと思っていると生徒が既に集合済みということもあるので、早めに体育館に。やはり本日も整列状況はばっちりで、予定時刻を待たず、始業式は開式。
開式の言葉の後、校長講話。終業式でお話しした通り、多くの生徒が元気な姿を見せてくれており、心から安心しました。生徒のみんなには人間性豊かな人材に育ってほしい旨をお話ししました。
校長講話の後、書道部の生徒の表彰式。生徒の活躍を全校に周知できる機会があるのは大変嬉しく、ありがたいことです。年末の少林寺拳法部の関東選抜大会での大活躍もあり、3学期の終業式では、少林寺拳法部の表彰と全国選抜大会出場の壮行会を挙行の予定です。
始業式終了後は、依頼されていた生徒会誌の原稿と図書館報の原稿を作成。その後、午前中に1つ、午後に1つの会議に出席し、16:10から定時制の打ち合わせ、17:45からは定時制の始業式でした。定時制の生徒もしっかり元気な姿を見せてくれて、これも大変嬉しい限りです。
始業式終了後、20歳になる生徒の校内成人式を実施しました。校長講話のあと、生徒会からの祝辞、記念品の贈呈を経て、該当生徒の挨拶を実施しました。「バイト先の年長者たちを見て、自分の気持ちに感情の昂揚・落ち込みがあっても、しっかり気持ちをコントロールし、いつもと同じように業務対応を行っていることに感銘を受けている。そのような心の在り方が大人の証だと思う。自分もそういう人間を目指したい。」細部に誤りがあるかもしれませんが、こんな要旨の挨拶でした。大変感動しました。全日制も定時制も生徒の着実な成長が感じられ、大変嬉しい1日となりました。
令和7(2025)年年頭に際して(求めるのは、やはり「同志」)
新年明けましておめでとうございます。日頃より、本校の教育活動にご理解、ご支援頂戴しております皆様に、改めて感謝申し上げます。年頭にあたり、心中過る事どもを少々書き起こしてみようかと存じます。
本校に限らず、当今の少子(高齢)化の現象は、多くの教育現場において、従来の教育モデルが通用しない状況を生み出しているように思います。実例を一つあげれば、例えば、かつての世代人口が多かった時代は、入学者選抜の高倍率が、結果的に多くの学校において、入学者のある種の均質さを担保していたように思います。しかしながら、少子化の現在、入学者1人ひとりの状況が、価値観の多様化も含め、より個性的に変化しているように思います。こんな状況からもそれぞれの生徒に対し、「個別最適な学び」が実現できる、「現状に適した学校現場での教育活動の再構成」が喫緊の課題のように思えてなりません。
着任以来、半年以上経過致しましたが、遅まきながら、11月下旬より、学校ホームページに「校長ブログ」として、日々の出来事、所感について、綴り始めてまいりました。「おがわ学」のみならず、特徴ある教育活動に、「新たに」「意欲的に」取り組む、本校の教職員・在校生の様子をご理解いただけたのではないでしょうか。
校長として最近よく考えることは、「現状分析を校内共有し、タブーなく、必要と思われる施策を検討すること」その上で、働き方改革も鑑み、「業務量を合理化し、作業量・手間を排する事」 、この2点を強く意識しています。その上で、まず、なされるべきは、現状改善につながる「業務の必要性からの議論」でありたいと考えております。
新年となりましたが、令和7(2025)年も、引き続き、おがわ学をはじめとする、本校の特徴ある教育活動の成果を、地域に、そして全県に披瀝できたらと考えております。
学校の教育活動をより良質に保つためには、やはり、求めるのは志を同じくする「同志」の存在かと思います。本校には、真摯に教育活動に取り組む多くの教職員が勤務しております。近く高校入試の時期になりますが、熱意ある教職員とともに、本校の良さを感じてくれる、若い同志(受検生)が沢山現れてくれる事を心より願っています。在校生、卒業生、そして将来の受検生、地域の皆様をはじめとする本校を応援してくださる皆様、本校を舞台に、多くの方々の生活を豊かに彩る「仲間づくり」が今後も行なわれていく事が、新年のささやかな目標です。
末尾になりましたが、本年もよろしくご指導の程、お願い申し上げます。令和7年1月1日
「1年の計は元旦にあり」(令和6年度第2学期終業式)
本日、令和6年度第2学期終業式を挙行致しました。
2学期は行事盛り沢山でした。9月初めに葦火祭、10月に体育祭、10月末から11月にかけて修学旅行。12月に入り、芸術鑑賞会、後期生徒総会、おがわ学フォーラム、球技大会などなど、生徒は高校生活の良き思い出を創ることが出来たと思います。
明日からの冬期休業の期間にこれまでの疲れをゆっくり取るとともに、新たな年の新たな目標を立てて欲しいと思います。そして1月8日(水)の始業式には、全員、明るい笑顔で元気に登校して欲しいと願っています。
終業式後の表彰式で、ESS部、華道部、グローカルメディア研究部の表彰を行いました。ESS部のスピーチコンテストの賞状は全文英文で、読み上げる際、だいぶ緊張しました。生徒ばかりでなく、大人の我々も努力や挑戦を心掛けねばと感じました。
皆様、良い年をお迎えください。
作品「やまもり」(「高校生のためのeiga worldcup 2024」入賞作品)の上映について
本日12月24日(火)、終業式・表彰式の実施後に、「高校生のためのeiga worldcup 2024」入賞作品の上映を行いました。本校グローカルメディ研究部の制作で、上映時間はおよそ7分程度、高校生のためのeiga worldcup 2024に出品し、「みゆきの映画祭inまだらお賞」と「ジャパンケーブルキャスト賞」の2つの賞を受賞致しました。
この作品ですが、小川町で自伐型林業に取り組んでいる方を取り上げたドキュメンタリー作品で、主人公である地域の方が、山守学舎という団体を立ち上げ、地域の山林に手を入れ、環境保全を行い、かつ次代の林業者の育成や林業の黒字化を目指すといった内容になっています。中山間地において、山林を切り開き、メガソーラー発電所が設置されたり、地域の高齢化や林業の不採算化の問題は、共通する事象であると思います。そういった地域現状に対応する1つの実践事例の紹介としても、非常に価値ある作品に仕上がっていると感じました。また、映像作品として、TVとかで普通に放映されても、高校生の作品とは気づかないレベルに仕上がっていると思います。
総合的探究の学習「おがわ学」に代表される地域課題設定・解決型学習の1つの到達点として、授業由来の作品ではありませんが、生徒に確かに地域連携の灯(ともしび)は灯っているようで、大変嬉しく感じました。
地域・学校の安全環境確保のために(大東文化大学防災研究同好会「STERA」様による防災講演会)
本日、12月23日(月)、防災避難訓練を実施しました。管理棟2Fからの出火の想定で、全校生徒を体育館脇に退避させました。所要時間は5分で、良好な訓練になったかと思います。避難訓練後、小川消防署様のご支援で、1年生は格技場でAED講習、2年生は消火訓練と暴風体験、3年生は煙体験と起震車体験を実施致しました。火災時の死亡原因では、煙が原因になっていることが多く、生徒たちは煙の怖さをよく理解することが出来たと思います。
そして2・3年生は、各訓練・体験終了後、体育館にて、防災講演会を受講致しました。
講師は大東文化大学防災研究同好会「STERA」の皆さんで、今年起こった様々な災害の話や災害地でのボランティア体験の話、そして身近なところで災害が起こった時の対応の仕方など、本校生徒たちに、高校生でも出来そうなこと、知っておいたほうが良いことを、わかりやすくお話ししていただきました。
講演が始まる前に、「STERA」の皆さんと少しお話をさせていただきましたが、この団体は、学校当局からの指示による設立ではなく、大学生の有志サークルとしてはじまった活動であること、現在は大学の公認同好会にまで成長していること、地元行政機関や警察組織等と力を合わせ、啓発活動やボランティア活動に従事していること等伺い、若者の自発的な地域活動、慈善活動としての歩みに、非常に感銘を受けました。
本校生徒にも、彼らのように地域のために率先して活動できる人材が多数生まれて来て欲しいと強く感じました。
ご多忙のところ、ご来校いただいた大東文化大学防災研究同好会「STERA」の鴨田寛太郎様、泉田峻様、小岩井洋平様、川邉淳之介様、有難うございました。是非、またの機会もご指導の程、よろしくお願い致します。
高校生のための教員志望者説明会を実施しました
本日、12月20日(金)13:00から、県教育局教職員採用課より講師をお招きして、「高校生のための教員志望者説明会」を実施しました。教員志望の1年生から3年生までの20名弱が受講致しました。
講師の先生からは、各校種の新任の先生方が語る仕事としての教員の魅力や教員免許取得の仕方、採用試験の内容や昨年度の問題例、倍率など、大変詳しく教えて頂きました。有難う御座いました。
最後に少しお時間頂戴し、生徒の皆さんにお話しする機会がありましたが、私自身、近い将来、本校生徒と同じ職場で働く機会がある事を心待ちにしております。
本校進路指導主事さんには、上級学校模擬授業、当説明会と忙しくご対応頂きました。本当にお疲れ様でした。有難う御座いました。
2学年上級学校模擬授業を実施しました。
本日、12月20日(金)1限より、2学年の上級学校模擬授業を実施しました。大学、短大、専門学校の各校から、先生方をお招きし、それぞれの学校の模擬授業と学校紹介をお願いしました。生徒は前半・後半と就職分野を含む合計26分野から、各自2つの分野の模擬授業を受講しました。
それぞれの教室の模擬授業の様子を巡回、拝聴致しましたが、来校された先生方の熱心なご指導と、それに応えようと努力する本校生徒たちの様子に大変感銘を受けました。
模擬授業終了後、各校の先生方とお話しする機会がありましたが、私自身、勉強になる点が大変多かったように思います。
本校の様々な要望に真摯にご対応頂いた進路企画のご担当様、そして本校進路指導部及び2学年の先生方、お疲れ様でした。心より御礼申し上げます。
薬物乱用防止教室実施しました。
本日12月19日(木)の生徒総会後の3限4限に小川警察署生活安全課のご担当に講師をお願いし、薬物乱用防止教室を実施致しました。
薬物依存の恐ろしさや、身近な人から違法薬物を勧められる件数の多さ、身近な人からの勧めゆえの「一度だけなら」の油断や断りにくさなど、考えさせられる内容が多かったように思います。
違法薬物は「ダメ 絶対」を強く心に命じたいと思います。
本日は加えて、闇バイトやインターネットトラブルについてもご指導頂きました。
公務ご多忙のところ、快くご指導ご支援頂きました小川警察署の皆様に心より感謝申し上げます!
後期生徒総会実施しました
本日、12月19日(木)2限、後期の生徒総会を実施しました。
新生徒会長の挨拶の後、葦火祭決算、各クラスからの要望と議案審議は進行していきました。
今日の後期生徒総会で最も感慨深かったのは、前生徒会長の退任の挨拶と葦火祭実行委員長の葦火祭総括でした。立場や努力、経験が人を磨く好例であったように思います。これまでの頑張りに感謝申し上げます!
後半は生徒会新執行部の紹介等も行われました。新執行部の皆さん、先輩たちに続いて、これから1年間頑張ってください!応援してます!
第12回彩の国農業・農村景観フォトコンテスト写真展について
先日、写真部顧問の先生から、こんなお話がありました。「写真部の2年生の生徒が、埼玉県土地改良事業団体連合会主催の写真展で入選しました。でも、終業式で全校生徒の前で表彰されるのは恥ずかしいって言っています。。。」「せっかくですから、それでは校長室で表彰しましょう♪」ということで本日放課後、校長室にて表彰を行いました。作品名「太陽と田んぼ」。作品データを頂戴しましたので、掲載します。
家族で外出した帰り道、景色の美しさに、思わず撮影した1枚とのことでした。日常の風景の一瞬の素晴らしさをしっかり感じ取れる瑞々しい感性に拍手です。また、こうした生徒の活動に、発表のステージを提供し、成果に導いてくれている顧問の先生のご尽力に心より感謝申し上げます!
※ なお、「第12回彩の国 農業・農村景観フォトコンテスト写真展」は令和7年1月11日(土)から13日(月祝)まで、さいたま市のレイボックホール(市民会館おおみや)展示室1で開催されるとのことです。入場無料で開場は9:00~17:00までとのことです(入場は16:45まで)。
おがわ学フォーラム・おがわ学運営協議会実施しました!
12月18日(水)1限より、本校体育館にて、令和6年度「おがわ学フォーラム」を実施致しました。3年生の8つの講座の各グループが、ポスターセッションの形式で、自分たちの探究の成果を発表しました。
発表前半は主に本校2年生に対して、発表後半は本校1年生に対して、発表を行いました。後輩生徒たちは、3年生の各ブースをまわり、それぞれの探究成果の発表に耳を傾けておりました。
1・2年生ともに体育館での発表聴講の空き時間は、格技場にて、次年度の探究学習に向けてのガイダンスを行いました。
「おがわ学フォーラム」の後、場所を図書館に移し、おがわ学運営協議会を実施致しました。小中学校の先生方もお見えになり、各学校での実践報告や、本校の学びへのアドバイス、そして研究協議が行われました。
小川町教委の小林教育長様、埼玉大学の関口先生、県教育局高校教育指導課から2名の指導主事様、小川町・町議会関係に加え、地域から多くの皆様にご来校頂き、大所高所からのご指導を頂戴致しました。厚く御礼申し上げます。
また、おがわ学フォーラムに合わせて、比企地区の産業教育振興会に関わる小中学校の先生方による本校学習活動への学校見学も実施されました。ご来校有難う御座いました。
多くの皆様が、本校に集い、教育活動を通じての「人の輪(和)」が更に大きくなっていく事、学びの成果が本校、そして地域の子どもたちに還元される事。これらを目標に、今後も精進してまいります!
1年生の進路実現に向けて(進路ガイダンス)
12月17日(火)、1年生の進路ガイダンスが実施されました。
分野別説明会の形式を取り、大学・短大、専門学校、就職(公務員・民間)の分野に分かれ、生徒は2分野の説明を受ける形式と致しました。講師はCareer comcept様、各専門学校様、そして本校職員が担当しました。
どの会場でも生徒たちは真剣な眼差しで、講師の先生方のお話に耳を傾けておりました。大学・短大の分野別説明では、先日の大学見学会イベントの意義や2年生でのオープンキャンパス参加の重要性、進路先決定のポイントなど、丁寧にご指導頂きました。
講師の先生方のご配慮に心より感謝申し上げます!
これからも希望進路の実現に向けて、頑張っていきましょう!
地域の美観維持に向けて(JRC部)
本日、12月14日(日)9:00から10:00にかけてのJRC部の地域清掃イベントを参観しました。10名程度の生徒参加の見込みと聞いていましたが、なんとなんと、集まったのは40名ほど!生徒だけでなく、地域の方、保護者の方を含めた多くの方々にご参集頂きました。
開会行事の後、学校・駅周辺の思い思いの場所を、参加者個々に清掃しました。10:00に再集合し、それぞれの戦果(拾ったゴミ)を競い合う、そして各種団体からご提供頂いた賞品・景品・参加賞の配布を行いました。娯楽性もあり、参加者は楽しく、地域美化が出来たのではないかと思います。
ご支援頂きましたココットさんを始めとする関係機関の皆様に感謝申し上げます。本校のおがわ学での「OGAWA SDGs プロジェクト」との関連性も含め、学校での学びが地域に還元されている様子を目の当たりにできました。担当職員、そして参加生徒の皆さんの活動に厚く御礼申し上げます!!!お見事でした!
地域の碩学を力に(ものつくり大学との連携協定)
12月12日(木)ものつくり大学と本校の教育連携協定の調印式を挙行致しました。ものつくり大学は行田市にある大学で、ものづくりのベースとなる知識・技能の両方を創造に役立てる人材である「テクノロジスト」育成を目指している高等教育機関です。地域連携の実績も豊富であり、本校の探究学習である「おがわ学」に多くのアドバイスを頂戴できると考えております。
13:30からの調印式後、今回の教育連携協定締結にご尽力いただきました、教育連携推進室の大塚先生、教育連携・IRご担当の杉浦先生、猪野先生には、学校施設の細部にわたり、ご案内いただきました。同行した職員からも、本校の教育活動の充実を図るためのアイディアが多数生まれてくる予感がしています。
また、本校の卒業生でものつくり大学の4年生の学生が、草加市の谷古田用水に架かる木橋のリノベーションに関して、11月30日(土)の各社朝刊紙面に掲載されていました。本人にお会いし、地域の交通インフラの整備による安全性の確保や景観保全の観点、新素材の活用など、大学での学びの成果をお話しいただきました。
若き卒業生の活躍の報告を拝聴し、大変うれしく思いました。
本日、お時間を頂戴し、よい機会をご提供頂きました、國分学長様、土屋理事長様、竹下専務理事様をはじめとする、ものつくり大学の皆様に深く感謝申し上げます。
芸術鑑賞会(@さいたま芸術劇場「夏の夜の夢」)
本日12月11日(水)、芸術鑑賞会として、さいたま芸術劇場にて、吉田鋼太郎さん演出の「夏の夜の夢」を鑑賞致しました。
開館30周年を迎えるさいたま芸術劇場を代表する作品と言えば、シェイクスピア。川口市ご出身の世界的演出家蜷川幸雄さんが初代芸術監督となり始まった、シェイクスピアの全37戯曲の演出・公演。蜷川幸雄さん没後に吉田鋼太郎さんがシリーズ芸術監督を引き継ぎ、昨年37作品の全作上演が終了。今回劇場の30周年を記念した演劇公演に応募したところ、本校全生徒をご招待頂き、この歴史的作品群に連なる公演を拝見する機会を頂戴したわけです。
ご配慮頂きました小田館長様、笠原課長様、ご担当の土佐林様を始めとする劇場の皆様には大変お世話になりました。あっという間の2時間20分だったと思います。
芸術は視覚や聴覚を刺激し、個人の思考を深化させ、日常生活を豊かにすると思います。今日の感動を生徒諸君がどのように言語化できるか、感想も楽しみです。
学校行事としては、応募等の申請準備・資料作成、生徒委員会の指導、座席割、前日全校集会の段取り・実施、当日の生徒誘導・保健対応などなど、担当職員を中心に全職員が能動的に動けていた印象を強く受けました。お疲れ様でした。感謝申し上げます!
※12月16日(月)追記
本日、芸術鑑賞会ご担当の先生から頂戴した生徒の芸術鑑賞会アンケートを熟読致しました。どの生徒も今回の公演の感想を、自らの言葉でしっかりと語っており、非常に感心しました。生徒たちにとっては、またとない経験をしたのみでなく、「個々の想いの言語化」といった力をつけるための良いトレーニングにもなったと思います。関係の皆様、ご担当の先生方に重ねて御礼申し上げます。
「ブカツドウ」は「部」の「活動」か、「部活」の「道」か(祝!!少林寺拳法部関東大会壮行会)
本日12月10日(火)、考査終了後の3限に芸術鑑賞会の事前指導と少林寺拳法部の第27回関東高等学校少林寺拳法選抜大会出場の壮行会が行われました。
先に行われた県新人戦において、男子の組自由演武で優勝、女子の自由組演武・男子の規定組演武で第2位、女子の自由単独演武と男子の規定組演武で3位と合計9名の選手が12月22日(日)に千葉県総合スポーツセンター武道館で行われる関東大会に出場します。この大会にて、既に全国大会が内定している男子の組自由演武の2名を除く7名が、年明けに行われる全国大会の切符を争うことになります。壮行会での校長挨拶でお話ししましたが、選手の入れ替わりの激しい高校の部活動で、一定の競技レベルを維持し続けることの難しさ、それを成しえている少林寺拳法部の伝統をこれからも引き継いでいってほしいこと、競技だけでなく、さすがは小川高校の少林寺拳法部と一目置かれる存在になってほしいことなどをお話ししました。出場する選手の皆さんはもとより、今回の試合に出ない選手も含めた部員全体、顧問の先生方、外部指導の先生方の努力の賜物だと思います。心より敬意を表したいと思います。
部活動は部の活動の側面だけでなく、活動を通じた人格形成の要素もある重要な教育活動だと思います。多くの生徒が活動を通じて、高いレベルでの人格陶冶されることを願っています。
10月13日(日)の東秩父村スポーツフェスティバル2024での本校少林寺拳法部の演武の様子です。大変凛々しく、カッコ良かったです。来年春には多くの新入生の入部をお待ちしています!
地域「共創」(小川和紙マラソン役員参加)
12月8日(日)小川和紙マラソンに役員参加致しました。協力してくれたのは、文化部のインターハイである全国総合文化祭出場のグローカルメディア研究部、運動部からは陸上部、サッカー部、女子バレーボール部の部員の皆さん、各部の顧問の先生方です。
会場には7:00に集合し、各担当に分かれ、役員業務を実行致しました。今年で32回を数える地域を代表する行事の一翼を担え、しっかりと地域貢献できたと思います。各部の部員の皆さん、顧問の先生方お疲れ様でした。
「同志」求ム!(12月7日(土)個別相談会実施しました)
本日(12月7日(土))、第6回目の学校説明会(個別相談会)を実施致しました。本校に関心をお持ちの保護者の皆様、中学生の皆さんに多数ご来校頂きました。心より御礼申し上げます。また、本校の努力を高く評価し、ご家庭にお勧めくださっている、中学校の校長先生を始めとする教職員の皆様、塾関係の皆様のご支援に厚く御礼申し上げます。本日のご来校で、学校概要や入学者選抜・入学後の学校生活についてなど、色々ご質問頂きました。インドへの短期派遣やおがわ学、100年近い伝統校ですので豊富な大学指定校枠、まだまだお話ししたいことはたくさんございました。来月以降も個別相談の実施ございますので、ご不明な点がございましたら、今後の個別相談会もご活用頂けたら幸いです。
何と言っても学校教育の主役は生徒自身です。生徒の皆さんは我々教職員とともに学校を創る「同志」的な存在だと思います。本校は多様な個性の生徒たちが、自ら輝ける様々なステージを用意しています。来年の4月、多くの皆さんとともに学習活動が行える事を心よりお待ちしております!
週休日に早朝からご対応頂いた先生方、お疲れ様でした。ご対応に心より感謝申し上げます!
「フツー」の生徒の希望進路実現のために(「実力テストに鑑みる本校のデータ分析と今後の指導に向けた勉強会」)
定期考査前日の業務の合間を縫って、12月4日(水)14:00から「実力テストに鑑みる本校のデータ分析と今後の指導に向けた勉強会」を実施しました。本校を含む中堅校は生徒の学力幅や希望進路、あるいは得意不得意等、1人1人の個性が際立つ状況にあると思います。学校説明会で中学生の保護者の方にもお話しするのですが、例えば成績上位のトップ進学校であれば、個人個人ごとの成績差は僅少であり、多くの生徒の希望進路も難関大学を目指す等、指導の方向性も絞りやすいと思います。しかし、本校のような中堅校においては、個性が際立つ状況であるため、ある意味、生徒1人1人の特徴をしっかり捉えた指導がより必要になってくるように思っています。前回7月22日の勉強会に続き、今年度2回目の勉強会として、本日実施しました。多くの先生方にご参会いただき、熱い議論が交わされました。ご指導頂いた講師の先生、ご参加いただいた先生方、特に勉強会を企画運営していただいた進路指導部の先生方、大変ありがとうございました。引き続き、生徒へ還元される教職員のスキルアップを職場として追究していきましょう!
小川町駅前の夜景です。イルミネーションがクリスマス前を彩っています。今年は小川町駅開業100年です。小川高校は今年で96年目。令和10年度が100周年です。
教職員研修会(講師:開智未来中学高等学校 関根均先生)実施しました
11月28日(木)15:50~、本校図書館において、教職員研修会を実施しました。「生徒も教員も幸せになる学校・教育はないのだろうか~理想や夢を考えるとき教育は生まれる~」の演題で、開智未来中学高等学校顧問の関根均先生にご来校いただき、ご講演いただきました。先生におかれましては、「先生方にお話しする前に、学校現状をよく見ておきたいので、事前に授業・生徒の様子と部活動の様子を拝見したい」とお話しいただきましたので、先週22日(金)の午後にもご来校いただき、午後の授業と部活動の見学をご一緒させていただきました。
28日(木)の職員研修では、「この1時間は生徒になってください」のお声掛けからはじまり、①話をしっかり聞き、②メモを取り、③深く考える、④うなずく、など、先生が考案された「学びのサプリ」に則った学習姿勢のお話から、学校理念の重要さ、学校の「ウリ」の設定、授業の大切さなどお話しいただきました。ご講演終了後、関根先生には、若手教員との意見交換会までご対応いただきました。関根先生ご指導有難うございました。研修の成果を生徒にしっかり還元できるように努めていきたいと思います。
図書館自習スペースの利用時間延長について(PTAの皆様・同窓生の皆さんご支援有難うございます!)
考査前一週間から、本校図書館の自習スペース(閲覧室のテーブルも含む)を19:00までの利用時間の延長をしています。本校の図書館は校舎とは別棟でなかなかおしゃれな作りになっています。自習スペースの利用時間延長の際は、鍵の管理を、本校PTAの有志の方、そして同窓会の有志の方のご厚意で対応していただいています。先週金曜日、図書館を覗きに行きましたが、学習スペースはほぼ満席の状態でした。お伺いして「どうですか?生徒たちはしっかり学習できていますか?何か、ご迷惑になることはないですか?」と確認したところ、「大丈夫ですよ。生徒はよく勉強していますよ」とのお話でした。
大変ホッとしました。生徒諸君には、この学習環境を維持するために、応援してくれる身近な人たちがいること、感謝の気持ちを持って、その厚意に応えられることを今後も期待しています。テスト勉強ガンバレ!
更なる授業力の向上へ(地歴公民科公開授業)
先週末で「校内授業見学Week!~見る・聞く週間~」は終了したところですが、本日12月2日(月)の職員朝会にて、地歴公民科の先生から、「本日2限に協調学習での授業公開を行います。お手すきの先生方は是非参観お願いします!」の発言。こう言われたら、お手すきでなくとも時間調整して参観するしかないの一択。2限に2年生の教室へお邪魔しました。空き時間の先生方にもご参集いただき、公開授業が行われました。ご参集いただいた先生方有難うございます!!!行事としてではなく、自然発生的に教員間の学び合いが成立するのは、大変喜ばしいことだと考えています。科目は世界史、内容は経済分野、まず定型のA、B、Cの3つのグループに分けエキスパート活動、その後、7つのグループに編成しジグソー活動を行いました。教材は概念的な抽象的な部分もあり、少々難しいかなと思いましたが、さすが進選組!。資料把握も、グループ協議も、発表も、的確に実施できたと思います。授業を参観して、生徒の今までの学びの積み重ねの確かさと、今後の進路決定に向けた学校側の指導の責任の重さを強く感じました。
ここまでのご指導にご尽力いただいた担任の先生を中心とする先生方、有難うございます!お疲れ様です!進選組の生徒の皆さん、確かに力はついてきていると思います。今後もお互い頑張っていきましょう!
華道部作品を八木橋百貨店に展示しました(「さいたま花の祭典」)
11月30日(土)、進学選抜クラスの保護者会に出席し、おがわ学のインバウンドツアーに同行したのち、午後に八木橋百貨店で開催の「第41回さいたま花の祭典」に行ってまいりました。一般公開は29日(金)と30日(土)の2日間のみとのことでしたので、急ぎ車を走らせました。
会場は熊谷の八木橋百貨店8階のカトレアホール、展示に参加の4校の展示は入口入ってすぐにあり、本校生徒の作品は、一番手前に展示してありました。インターハイを頂点とした運動部と異なり、文化部の活動は対外的にわかりにくいように思います。こうした校外の展示会に熱心に参加する本校華道部の部員の皆さん、指導の先生、部顧問の先生方のご尽力に敬意を表したいと思います。日頃の華道部の作品も頻繁に学校ホームページに掲載してあるので、併せてそちらもご覧いただけたら幸いです。
追伸:12月2日(月)昼休み、八木橋百貨店に作品出品した生徒さん2名が校長室に報告にいらっしゃいました!顧問の先生のご配慮かなと思います。大変恐縮です。頑張る生徒とのやりとりは校長として大変うれしい限りです。
英語で外国の方に小川町を紹介しよう!(おがわ学インバウンド対応ツアープロジェクトツアー)
11月30日(土)、おがわ学インバウンド対応ツアー(観光)プロジェクト講座の受講生によるインバウンドツアーが実施されました。午前10時、小川町駅前に集合の上、ツアーを開始しました。私も進学選抜クラス保護者会出席の後、途中からツアーに同行いたしました。駅前を出発して、登録文化財に指定されている「料亭二葉」さんの前を通り、「ヤオコー」さん発祥の地を過ぎ、「玉成舎」さんの建物を活用している「わらしべ」さんのご厚意で石倉を含む建物内を見学させていただきました。参加生徒たちは、ゲストに対して英語で説明をしっかりしており、日頃の学習の 成果がいかんなく発揮できていて、「ずいぶんしっかり話せるな」と少々驚きました。昼食は「武州めん」さんの座敷 をお借りし、日本の伝統食ともいえるうどんを堪能しました。食後に商工会の隣にあるネストの美しい大谷石の石倉を外観から見学しました。ゲストも楽しく小川町観光が出来たと思います。身近なものの良さを英語で外部に発信する。英語はあくまで外部発信の手段である。地域には発信するに足るコンテンツは無限に存在している。外部発信の技術は修練によって、しっかり身につくものである。大変勉強になったひと時でした。参加生徒10名のうちの4名が教職志望と聞き、教職に身を置くものとしては大変うれしく思いました。これを読んでる中学生や小学生の皆さん、「ぜひ小川高校で我々と一緒に楽しく勉強しませんか!!」
進学選抜クラス保護者会、ご来校有難うございました!
11月30日(土)1・2年生の進学選抜クラスの保護者会が実施されました。会場は各学年のホームルーム教室で、開会行事の後、キャリアコンセプト様からの講師による大学入試制度に関する進路講演が実施されました。土曜日の早朝からに関わらず、多くの保護者の方にご参加いただきました。ご来校に厚く感謝申し上げます。進路講演の後に、各担任から「今年度の取組概要と今後について」と題して、各学年のクラス状況等の情報提供が行われました。生徒の希望進路の実現に向けて、しっかりと指導してまいります!
本校野球部員によるみどりが丘小学校持久走大会への役員参加
11月28日(木)、晴天の下、町内のみどりが丘小学校において、持久走大会が実施されました。本校に大会役員用務の協力依頼がありましたので、本校野球部員に大会協力を依頼致しました。本校野球部担当からは快諾の返事があり、当日は2名の職員に引率を依頼しました。
早朝より、みどりが丘小学校の先生方が万全の準備をされており、本校生徒は小学6年生から小学1年生までの各学年のレースを先導、伴走、後走を努めさせていただきました。本校生徒も生き生きと学校行事のお手伝いが出来ていたかと思います。
行事終了後、整列した児童の皆さんからの感謝の声に顔がほころぶ本校生徒、業間の時間に「遊んでください」と声をかけてくる児童と楽しむ本校生徒の様子を見て、学校の教育現場の醍醐味を改めて感じました。
同様の行事を小川小学校で、本校陸上部の生徒とバレー部の生徒がお世話になっておりますが、児童生徒への教育活動の醍醐味を感じてくれた本校生徒の中から、今後の地域の教育を担う人材が多く輩出されることを願ってやみません。
「校内授業見学Week!~見る・聞く週間~」の実施について
11月28日(木)、「校内授業見学Week!~見る・聞く週間~(期間11月18日(月)~29日(金))」の一環として、初任者の先生の研究授業を実施しました。「校内授業見学Week!~見る・聞く週間~」は年間に2回、同僚職員の授業をお互いに見学する期間を設けて、お互いの授業に関する授業への意見交換を実施し、本校教員の授業力の向上に資する事業です。1限に実施された初任者の先生の国語科・言語文化の授業は、見学の先生で大盛況でした。単元は芥川龍之介の「羅生門」、協調学習の手法で学習活動に取り組みました。A、B、Cの3つのグループによるエキスパート活動、その後のジグソー活動において、生徒各自はそれぞれの意見をしっかり語っていたように思います。授業を参観した職員も多く、活気ある授業研究になったと考えています。職員の資質向上を通じて、生徒の充実した学習環境の確保に努めてまいります!
「小川町を高校生にとって居心地の良い町にする提案を考えよう」(おがわ学「OGAWA SDGsプロジェクト」)
11月27日(水)5・6限のおがわ学の「OGAWA SDGsプロジェクト」の講座に、東京大学大学院新領域創成科学研究科の寺田先生と大学院の学生さん2名に、ゲストティーチャーとしてご指導して頂きました。今回の授業は「小川町を高校生にとって居心地の良い町にする提案を考えよう」のテーマで、「OGAWA SDGsプロジェクト」受講生徒を3つのグループに分かれて、研究協議を行いました。自分にとって、「居心地の良い場所とは」の問いに始まり、そこから地域改善の視点を見出す手法は、SDGsのターゲット11「住み続けられるまちづくりを」との関連性や地域のことを「自分事」にする意識向上のきっかけになったかと思います。本校のおがわ学の取組が、生徒の学びの深化と地域連携・地域改善・地域の活性化につながるよう、努力していきたいと思います。ご指導頂きました寺田先生、大学院生の皆様、本当に有難うございました。
創立100年を間近に、新たな知の拠点を目指して
本校に着任以来、早くも7か月が経過しました。日々の校務の進行状況や雑感について、時間を見て書き綴っていけたらと考えています。
先日、11月22日(金)、令和6年度の「おがわ学」フォーラムが町内の小中学校を会場に実施されました。「おがわ学」は令和元年度から本校、そして町内の小中学校が連携して取り組んでいる、地域と連携し地域資源を活用した探究学習で、この日は今年度の成果発表として、各校を会場に公開授業が行われました。(本校の授業公開は12月18日(水)の予定です。【R6】おがわ学フォーラムチラシ(タイトルあり).pdf)本校校務の都合があり、竹沢小学校さんと西中学校さんの2校の授業実践を拝見しました。校長先生をはじめとする両校の先生方には大変お世話になりました。私事になりますが、竹沢小学校、西中学校は私の母の母校であり、見学を大変楽しみにしておりました。(実は小川高校もです。)
竹沢小学校さんの授業は小学校4年生での地域の伝統行事である七夕祭りを題材にした授業であり、西中学校さんの授業は2年生の町内の様々な産業に係る地域研究・事業研究の内容でした。地域の方をゲストティーチャーとしてお招きして、地域を教材とした探究的な学びは児童・生徒の思考する力を確実に深化させていると強く感銘を受けました。
本校に着任して強く感じるのですが、町長さん、町議さんをはじめとする地元小川町役場・小川町議会との距離感の近さ、教育長さん、小・中学校の校長さんや先生方をはじめとする教育関係者の協力体制、今まで自分が勤務した学校の中で一番環境条件が整っているように感じています。
地域の現状として、小川町をはじめとする比企地区は少子高齢化が進行している地域であります。小川町を例にとれば現在の人口は27000人余り、2004年の35000人余りから、20年で8000人ほど減少している形になります。当地に限らず、郡部の環境はどこも似たようなものだと考えています。こうした現状の中、本校での「おがわ学」での地域を教材にして、課題設定・課題解決を考える探究的な学びを通じて、将来につながる学び続ける力を身に着けて欲しいと考えています。そして本校を卒業した生徒が上級学校等で専門的な知見を身に着け、一人でも地域に戻り、生活者としての立場から、地域課題の解決に取り組むような地域のリーダーを輩出できたら、と心より願っています。
当地域の行政機関・教育機関・住民の方々と連携し、本校が地域改善につながる人材の供給源、知の一拠点となること、当地のような少子高齢化が進む郡部において、教育を通じた新たな地域活性化のモデルを提示すること。これらが校長としてのひそかな目標(壮大なロマン)と考えています。