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1月31日(土)「これからの高校入試を考える集い」実施いたしました

 昨日1月31日(土)、東松山市の松山市民活動センター大ホールにて、「これからの高校入試を考える集い」を実施しました。本来であればこの時期は、地域連携イベントが実施される時期ですが諸般の事情があり不実施が決まりましたので、本校単独でも地域貢献イベントができまいかと校内外の調整を行い、何とか実施に至ったものです。

 もう30年以上前になりますが、大学4年時に受験した教員採用試験のことを思い出します。「埼玉県の高校教育の課題は何ですか?あなたの教員としての目標は何ですか?」の試験官の先生の問いに「埼玉県の教育課題の1つは成績最上位層の県外への流出だと思います。私の目標は私立高校に負けない県立高校を目指すことです」とお話ししました。以来30有余年、未熟ではなく不熟により、自分が思い描くように職務経験を重ねることは出来ませんでしたが、betterを積み重ねてはこられたかなと思っています。

 少子高齢化や私学の授業料無償等、公立学校をめぐる環境は厳しいのが実情です。でも一保護者となって考えると、教育費用負担ができれば公私の区別なく、家庭が、生徒が望む教育が提供される学校が、進路決定の最適解であることには違いありません。甲子園を目指す子は公私の区別なく、甲子園を目指せる環境を選ぶのではないか。自分の勤務する学校は、社会環境に左右されず、公私の区別ではなく、実績やカリキュラムの充実度で選ばれる学校でありたいと思っています。

 さて、今回のイベントへのイメージは、埼玉りそな銀行小川支店様に日頃本校で実施していただいている金融教育からアイデアを頂いた部分もあります。金融教育では3大資金として「住宅資金」「教育資金」「老後資金」をあげていらっしゃいましたが、私はこれに加えて「介護資金」のイメージが必要なのではないかと考えています。昨日の御挨拶の中で、「親子の年齢差が30歳と仮定する」とのくだりをお話ししましたが、祖父母80歳、父母50歳、子20歳という3世代を仮定すると、子の学費を用立てながら、住宅ローンを払い、親の介護に直面する50代のイメージができるわけです。親から独立し、一人暮らし(単身世帯)をし、結婚し、子供ができ(親子の2世代世帯)、子供が独立し(夫婦の単独世代)、そして老親との2世代、老いてからの子世代との2世代。最後の2つは行政・民間サービスを活用しての対応の可能性もありますが、年齢とともに家族の形、支出の形や規模も変化するものです。こうした「生」の在り方の一部としての教育の位置づけになるような会を今回のイベントのコンセプトとして考えていました。これを追求していくと「中央に勝る地方」の視点もおぼろげながら出てくるように思います。

 初の試みの講師としては、日頃から大所高所からご指導を頂いております梅野弘之先生にお願いしました。一高等学校の無謀ともいえる挑戦に梅野先生からはご快諾、ご支援、ご指導、そして心強いエールをいただき、大変感謝しております。梅野先生のご講演は、私学授業料無償化に関する分析に加え、比企地区にフォーカスした公立高校の学力検査分析、そして県公立高校情報の入手先(県教委HP)のご紹介と盛りだくさんの内容で、ご来会の皆様ばかりでなく、私たちにとっても大変勉強になりました。また本校のユーチューブを1年近く前になりますが、制作いただいた塾講師のノグジュンさん、本当にご多忙のところ、時間を調整してまでお越しいただきました。本当に感謝感謝です。そして埼玉りそな銀行小川支店様からは年齢ごとの家計の変化イメージと教育資金の総額イメージを中心とした講演をしていただきました。小川支店様には支店長様、今回プレゼンをしていただきました副支店長様をはじめ、多くの皆様に応援していただいております。この場をお借りして感謝申し上げます。

 今回、第二部として本校の学校説明、個別相談も実施しましたが、「小川高校がこんな学校だったとは知らなかった」「今回の講演会面白かった。ママ友をもっと呼んで来ればよかった」「校長先生ぜひうちの学校でお話してほしい(秘密ですが、ある学校から実はご依頼を頂戴しています)」等のお声もいただきました。それに何よりうれしかったのは、この3つ。①本校3年生生徒がご家族で来会され、「校長先生、何かお手伝いできることがあったらと思い、来てみました」の声。ありがとう、最高だよ。卒業までにいっぱいお願いすることがあるから、これからも頼むよ。教職志望だそうだから卒業後もよろしくね。②母校の高校柔道部の後輩の来訪。「息子が学校からチラシを持ち帰ってきて、先輩の名前が載っていたので来てみました。」ありがとう。学校は「勉強する」ところだけれど、「人と人が出会う」大事な場所だよね。とっても嬉しかった。③そして、本校小川高校のOBの方とお話しできたこと。やはり100年間近の伝統校なので、卒業生の力を集結できればと強く願います。私の母も叔母も同窓生ですので。

 今回の試みにご参集いただきました皆様に厚く御礼申し上げます。今回の実施に漕ぎつけるまで準備に尽力した本校橋本教頭さんをはじめ、先生方に心より感謝申し上げます。

追伸:今回の取り組み、梅野先生のブログにご掲載いただきました。ご掲載ありがとうございました。

令和8年最初の講演は、県立小川高校主催「これからの高校入試を考える集い」

今年最初の講演は「これからの高校入試を考える集い」で

追伸その2:2月3日(火)付の梅野弘之先生のブログに今回の取り組みについて再度ご掲載頂きました。本校学校イベントに、なぜ埼玉りそな銀行さんが参加しているかの理由が良くご理解いただけるのではないかと思います。日頃より、ご指導、ご支援、エールを送って頂いております梅野弘之先生に、改めて厚く御礼申し上げます。

令和の高校受験、親と子が向き合うべき「変化の正体」