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千里の馬は常に有れども伯楽は常には有らず(指導の改善を目指して)

 2月10日(月)正午をもって、令和7年度入学者選抜の出願が終了しました。本校の志願者は217名で倍率は1.10倍。多くの皆さんに本校をご期待いただき、選択していただき、心より御礼申し上げます。本校だけでなく、受検に臨む皆さんの将来に幸あれ、と祈念申し上げます。

 話は変わりますが、2月7日(金)5限、本校勤務のALTの指導状況確認の来客がありました。お客さんとともに5限の2年生の英語コミュニケーションの授業を見学に。授業の内容は、受講生徒全員に「将来の夢」について、英語でプレゼンさせるものでした。本校教諭とのチームティーチングで、彼女は生徒の発表に適切な寸評を行い、授業は進行していきました。そして、最後の1人の発表が終わり、ALTの総括の講話。私がカメラを向けたとき、突然カメラを避けるような素振り。恥ずかしいのかな、撮影NGかな。と一瞬思いましたが、大粒の涙。この日が今年度、彼女の2年生での最終講義だったのです。彼女には授業だけでなく、スピーチコンテストの支援や英作文指導、国際交流業務等、様々な学習指導に支援していただきました。生徒にしっかり向き合い、熱心に指導してきたからこそ、流せる涙であったように思います。

 表面に現れた「点数」だけでなく、表面に現れにくい「生徒の可能性」をしっかり信じて指導していける、「名伯楽」たる教職員の成長も、今後とも目指して校務運営していきたいと強く感じました。