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2024年11月の記事一覧

本校野球部員によるみどりが丘小学校持久走大会への役員参加

 11月28日(木)、晴天の下、町内のみどりが丘小学校において、持久走大会が実施されました。本校に大会役員用務の協力依頼がありましたので、本校野球部員に大会協力を依頼致しました。本校野球部担当からは快諾の返事があり、当日は2名の職員に引率を依頼しました。

 早朝より、みどりが丘小学校の先生方が万全の準備をされており、本校生徒は小学6年生から小学1年生までの各学年のレースを先導、伴走、後走を努めさせていただきました。本校生徒も生き生きと学校行事のお手伝いが出来ていたかと思います。

 行事終了後、整列した児童の皆さんからの感謝の声に顔がほころぶ本校生徒、業間の時間に「遊んでください」と声をかけてくる児童と楽しむ本校生徒の様子を見て、学校の教育現場の醍醐味を改めて感じました。

 同様の行事を小川小学校で、本校陸上部の生徒とバレー部の生徒がお世話になっておりますが、児童生徒への教育活動の醍醐味を感じてくれた本校生徒の中から、今後の地域の教育を担う人材が多く輩出されることを願ってやみません。

  

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「校内授業見学Week!~見る・聞く週間~」の実施について

 11月28日(木)、「校内授業見学Week!~見る・聞く週間~(期間11月18日(月)~29日(金))」の一環として、初任者の先生の研究授業を実施しました。「校内授業見学Week!~見る・聞く週間~」は年間に2回、同僚職員の授業をお互いに見学する期間を設けて、お互いの授業に関する授業への意見交換を実施し、本校教員の授業力の向上に資する事業です。1限に実施された初任者の先生の国語科・言語文化の授業は、見学の先生で大盛況でした。単元は芥川龍之介の「羅生門」、協調学習の手法で学習活動に取り組みました。A、B、Cの3つのグループによるエキスパート活動、その後のジグソー活動において、生徒各自はそれぞれの意見をしっかり語っていたように思います。授業を参観した職員も多く、活気ある授業研究になったと考えています。職員の資質向上を通じて、生徒の充実した学習環境の確保に努めてまいります!

  

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「小川町を高校生にとって居心地の良い町にする提案を考えよう」(おがわ学「OGAWA SDGsプロジェクト」)

 11月27日(水)5・6限のおがわ学の「OGAWA SDGsプロジェクト」の講座に、東京大学大学院新領域創成科学研究科の寺田先生と大学院の学生さん2名に、ゲストティーチャーとしてご指導して頂きました。今回の授業は「小川町を高校生にとって居心地の良い町にする提案を考えよう」のテーマで、「OGAWA SDGsプロジェクト」受講生徒を3つのグループに分かれて、研究協議を行いました。自分にとって、「居心地の良い場所とは」の問いに始まり、そこから地域改善の視点を見出す手法は、SDGsのターゲット11「住み続けられるまちづくりを」との関連性や地域のことを「自分事」にする意識向上のきっかけになったかと思います。本校のおがわ学の取組が、生徒の学びの深化と地域連携・地域改善・地域の活性化につながるよう、努力していきたいと思います。ご指導頂きました寺田先生、大学院生の皆様、本当に有難うございました。

  

  

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創立100年を間近に、新たな知の拠点を目指して

 本校に着任以来、早くも7か月が経過しました。日々の校務の進行状況や雑感について、時間を見て書き綴っていけたらと考えています。 

 先日、11月22日(金)、令和6年度の「おがわ学」フォーラムが町内の小中学校を会場に実施されました。「おがわ学」は令和元年度から本校、そして町内の小中学校が連携して取り組んでいる、地域と連携し地域資源を活用した探究学習で、この日は今年度の成果発表として、各校を会場に公開授業が行われました。(本校の授業公開は12月18日(水)の予定です。【R6】おがわ学フォーラムチラシ(タイトルあり).pdf)本校校務の都合があり、竹沢小学校さんと西中学校さんの2校の授業実践を拝見しました。校長先生をはじめとする両校の先生方には大変お世話になりました。私事になりますが、竹沢小学校、西中学校は私の母の母校であり、見学を大変楽しみにしておりました。(実は小川高校もです。)

 竹沢小学校さんの授業は小学校4年生での地域の伝統行事である七夕祭りを題材にした授業であり、西中学校さんの授業は2年生の町内の様々な産業に係る地域研究・事業研究の内容でした。地域の方をゲストティーチャーとしてお招きして、地域を教材とした探究的な学びは児童・生徒の思考する力を確実に深化させていると強く感銘を受けました。

 本校に着任して強く感じるのですが、町長さん、町議さんをはじめとする地元小川町役場・小川町議会との距離感の近さ、教育長さん、小・中学校の校長さんや先生方をはじめとする教育関係者の協力体制、今まで自分が勤務した学校の中で一番環境条件が整っているように感じています。

 地域の現状として、小川町をはじめとする比企地区は少子高齢化が進行している地域であります。小川町を例にとれば現在の人口は27000人余り、2004年の35000人余りから、20年で8000人ほど減少している形になります。当地に限らず、郡部の環境はどこも似たようなものだと考えています。こうした現状の中、本校での「おがわ学」での地域を教材にして、課題設定・課題解決を考える探究的な学びを通じて、将来につながる学び続ける力を身に着けて欲しいと考えています。そして本校を卒業した生徒が上級学校等で専門的な知見を身に着け、一人でも地域に戻り、生活者としての立場から、地域課題の解決に取り組むような地域のリーダーを輩出できたら、と心より願っています。

 当地域の行政機関・教育機関・住民の方々と連携し、本校が地域改善につながる人材の供給源、知の一拠点となること、当地のような少子高齢化が進む郡部において、教育を通じた新たな地域活性化のモデルを提示すること。これらが校長としてのひそかな目標(壮大なロマン)と考えています。

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