ブログ

2025年1月の記事一覧

埼玉起業人発掘プロジェクト見学しました@りそなコエドテラス

 本日、1月29日(水)は定時制の打合せ出席後、本日分の決裁を済ませ、急ぎ川越に移動。埼玉りそな銀行さんプロデュースの「埼玉起業人発掘プロジェクト」の拝聴に向かいました。会場は埼玉りそな銀行の旧川越支店、大正ロマンの漂う名建築の「りそなコエドテラス」。9月22日(日)に実施した本校の起業体験プログラムでの「小川高校マルシェ」で、物品販売に場所をお借りしたあの場所です。登壇者としてパネルディスカッションを行うのは、本校の「おがわ学」の指導者をお務め頂いた小田穂氏や、起業体験プログラムで「株主」になって頂いた(株)セキネシール工業の関根俊直社長さん、石蔵の美しいコワーキングスペースNESToも経営されている(株)センティードの笠原和樹社長さん他、地元企業の若き経営陣。これは何か面白いネタが見つかりそうです。夜陰に紛れて、会場にこっそり向かいました。

 会場後方から様子を覗いていると、びっくり、本校職員の姿が。校務改善のネタ探しの私同様、彼もおがわ学のネタ探しの行脚の模様。聴衆のご迷惑にならないように気をつけながら、資料にメモの筆を走らせました。

 感想を簡潔にお話すると、登壇された若き経営者の皆さんは、熱意あふれ、地域の強み、弱み、地域現状をしっかり分析し、地域(社会)貢献を含む社業の可能性を真摯に追求しているように感じました。昨日、杉戸高校さん来校前の午前中、町役場と大学関係者が本校にお出でになり、本校校務の可能性について、意見交換致しましたが、その時に、話題になった内容と同様の話が、若き経営陣からもお聞きすることができました。

 行政、企業、大学、そして高校。立ち位置、切り口はそれぞれ違いもありますが、問題意識や課題感は共有できているように思います。「人と人が出会い、繋がり、結ばれる」興味深いイベント情報をご提供頂きました埼玉りそな銀行、コエドテラスの皆様に心より感謝申し上げます。ライトアップされたコエドテラスは美しかったです。

0

朋有り、遠方より来たる、亦楽しからずや(杉戸高校よりお客様来校)

 先日、大変お世話になっている大学の先生から、こんなご連絡を頂戴致しました。埼玉県東部地区の杉戸高校の先生が、本校の教育活動に関心をお持ちになっている、ご対応お願いできないか、とのお話でした。当方としては、実は杉戸高校さんを先進校として注目している事もあり、驚きはありましたが、本校でよければと、望むところでもありました。そこで、職員研修会の形式にして、杉戸高校さんの実践事例をご教授頂き、我々の校務情報もご提供させて頂く形を提案させて頂きました。

 こんな経緯で、本日1月28日(火)、校務ご多忙なこの時期に、当方の勝手な申し出にご快諾頂き、校務の中枢の先生を派遣して下さいました杉戸高校の松本校長先生には心より感謝申し上げます。我々としては、杉戸高校さんの学習指導や進路指導の事例、そして広報対応等、本当に有り難く交流させて頂きました。

 最近の県立高校を取り巻く環境は、学校統廃合も含め、様々な報道がなされております。少子高齢化の厳しい社会状況や急激な環境の変化の中でも、目を凝らして見ると、必ず新たなニーズは産まれ落ちているように思います。「新しい学校を創る」というと大袈裟になりますが、時代の動き、新たなニーズにしなやかに対応できる学校づくりを、職員、生徒・保護者の皆さん、地域の方々など、校内外の多くの同志とともに、ゆっくりと一歩一歩進んで行けば良いように思っています。現状を分析し、将来に向けた新たな学校づくりのため、杉戸高校さんとは、今後も引き続き、情報交換を行い、お互いの校務の改善を心掛けて行けたらと考えております。

 今回の投稿の題に「朋有」の言葉を使わせて頂きました。個人的な感慨になりますが、20年来ご指導頂いていた先輩管理職の先生が大切にされていた『論語』の一節は、まさに今回の杉戸高校さんとの研究協議に相応しい言葉のようにも感じております。S先生今までご指導大変有難うございました。これからも教育活動に精進してまいります。

 

 

0

比企4県立高校合同進路説明会実施しました

 本日1月26日(日)、東松山市の松山市民活動センターにて、比企4県立高校合同進路説明会を実施致しました。比企地区は、普通科の男子校、女子校、共学校、共学の総合学科高校と伝統とバラエティに富んだ、豊かな教育環境が広がっています。昨年末から、比企地区の小学校6年生から中学校2年生を中心に、当説明会の参加者募集を行いました。参加希望者はなんと166組350名近くの大勢に及びました。ご関心を持っていただきました皆様に心より感謝申し上げます。

 説明会の構成は3部構成とし、開式後の第1部では『これからの学び、高校選びの第一歩 変わる高校入試 今求められるのは』と題した講演会を教育ジャーナリストの梅野弘之様にお願いし、令和9年度入試に関する情報提供を実施しました。続く第2部では各参加校の生徒による学校紹介(各校の特色、学校生活、学校行事、部活動等に関する説明)を実施しました。そして最後の第3部では個別進路相談会を実施し、各参加校の学校概要等の説明を各校の希望者へ実施しました。第1部の梅野先生のご講演では「学校の勉強を中心に学習活動を頑張ることが、入学者選抜での学力検査、調査書の学習の記録(通知表の点数)の成績をあげることになり、希望進路先の高校に合格する近道である。中学校3年生から頑張るのでは遅いので、中学校1年生から頑張った方がよい」「令和9年入試から面接が導入されるが今からそんなに焦ることはないこと」そんなお話があったと思います。今後も比企地区の4県立高校では積極的に学校情報、入学者選抜情報を発信していきますので、よろしくご注目ください。

 参加の生徒の皆さんの日常が充実し、希望進路が実現できますよう、心からお祈り申し上げます。

  

 

  

 

 

※ 今回の比企4県立高校合同説明会については、昨年来、3回にわたり、講師の梅野弘之先生のブログにご掲載頂きました。感謝申し上げます。1月30日(木)の本校職員研修会もよろしくご指導の程、お願い申し上げます。

・何と1月中の1・2年生向け講演依頼が舞い込む  https://e-mediabanks.com/2024/11/12/exam2027-2/

・比企地区4校が1・2年生向け合同説明会(令和7年1月26日)https://e-mediabanks.com/2024/11/27/school-info-175/

・比企4校合同説明会で令和9年度入試変更について講演  https://e-mediabanks.com/2025/01/26/school-info-186/

 

0

「エプロンシアター」の公開授業拝見しました(3年選択科目「発達基礎」)

 本日、1月24日(金)3限、被服室にて、3年生の選択科目、「発達基礎」の公開授業がありました。頂戴した招待状には「エプロンシアター」の文字、そして「3歳児になったつもりでお越しください」の案内文。いつもそうですが、ご招待いただければ万難を排して、拝見するの一択です。先生方や生徒から声をかけていただけるのは、本当にうれしい限りです。家庭科の保育系の科目の中での何らかの実習だろうと楽しみに会場に向かいました。行ってみると3学年団の先生方を中心に10名以上の先生方が会場に集結していました。いつも思うのですが、本校は公開授業等での職員の参加状況が非常に良いと思っています。ご多忙の中、お時間を割いていただいた先生方に本当に感謝です。

 11:00過ぎに開演し、生徒の実践を見て、すぐに気づきました。生徒が着用しているエプロンを劇場に見立てて、昔話や創作童話の上演の実習授業でありました。それぞれの生徒が、話にあわせ人形や小物を作ったり、エプロンに場面展開のためのポケット等を作り込んでいたり、見どころ満載でした。

 授業終了後、ご指導頂いた授業担当の先生とお話をしました。この授業の受講生は教育系の上級学校に進学する生徒が少なくないようです。授業では2学期から、誰がどのお話を担当するか話し合い・調整をはじめ、エプロン・小物類をコツコツ作りはじめていたとのことでした。3学期に入り、授業の一環として、保育園を訪問し、子どもたちを前に何回か実演し、そして、今回の授業公開に至ったとのことでした。保育園で初めて演じた生徒が、何度も回数を重ねて演じるうちに、どんどん上達していく。そして地域の子どもたちや保育園の先生方に感謝される中で、生徒にも自信が付き、自己肯定感も向上していく。今回の公開授業だけでなく、多くの先生方の丁寧な教育実践の上に、本校の教育活動が成立している状況を確認でき、とても温かい気持ちになりました。

     

 

0

株主総会(おがわ学「企業体験プログラム」最終報告会)、本日挙行

  本日1月22日(水)5・6限におがわ学の起業体験プログラムの株主総会(最終報告会)を実施致しました。いつもご支援頂戴しております地元小川町からは小暮副町長様、町議会議員の皆様、にぎわい創出課の皆様、カリキュラムに対し株主としてご支援頂戴した地元企業の皆様、日頃から学識経験者として大所高所からご指導頂戴しております埼玉大学の関口先生、東洋大学の松元先生、高等学校・中学校の先生方など、本当に多くの方々にご来校頂きました。心より御礼申し上げます。また東京証券取引所の森元憲介課長様にもスペシャルゲストとしてご来校頂きました。ご多忙のところ、ご来校頂き有難うございました。

 報告会は、当プロジェクトをご指導頂いておりますジャパンチャレンジャープロジェクト代表理事の中川直洋様と本校生徒の仕切りで、7つの各生徒グループ(会社)からの事業報告・来会者からの質疑応答の形式で行われました。社名の決定、商品開発、生産、販売etc、それぞれの段階で解決が必要な新たな課題の発見。それに対峙し、乗り越える力の必要性。参加生徒たちはアントレプレナーシッププロジェクトを通じて、逞しさとともに社会を見つめる新たな視座を獲得できたのではないでしょうか。事業報告に対し、株主としてご参加頂いた企業の皆様からは温かなアドバイスを頂戴致しました。物心ともの皆様のご支援なければ、当プロジェクトはそもそも成立できなかったと思います。重ねて御礼申し上げます。

 校長挨拶時に申し上げましたが、今年度のおがわ学の取り組みの中で、当プログラムが特に目を引く形になりました。おがわ学の定義は、小川町をフィールドにした地域課題設定・地域課題解決型の探究学習であり、他講座を含む地域研究から抽出されたエッセンスは、一般論として同様他地域でも通用する普遍性を持つ可能性を秘めています。願わくば、本校でおがわ学を学んだ生徒たちの中から、将来にわたる学びのテーマを見つけ、そして上級学校等で更なる専門性を深め、究極としては地域で生活者として課題解決に努められる人材を輩出できたらと思っております。個人的な目標(ロマン)になりますが、地域の人財循環、世代間の継承を含む地域の活性化に学校をどう機能させるかが、「教育目標」のその先のターゲットと考えています。

 本日は参加生徒にとっても、担当職員にとっても価値ある1日であったように思います。末尾になりますが、年度を通じてご指導頂きました中川様、特別非営利法人霜里学校の小田穂様に厚く御礼申し上げます。有難うございました。

       

 

    

 

  

 

0

東京大学大学院「自然環境デザインスタジオ」最終講評会+交流ワークショップへの生徒参加

 1月19日(日)、大谷石の外装が美しい蔵造の建物である「コワーキングロビーNESTo」にて開催されました、東京大学大学院新領域創成科学研究科の寺田徹先生のゼミの研究発表・ワークショップに参加してまいりました。

 当日は「小川町の魅力を高めるまちづくり・地域づくりの提案」と題する研究発表で、寺田先生のゼミの大学院生3グループのご発表があり、ご発表後にワークショップを実施し、意見交換会を行うという流れでした。小川町のにぎわい創出課様から「外から見た小川町の魅力表現とワークショップによる町民との交流事業」として、「令和6年度大学生等の若い世代との連携活動費補助金」の助成金が付いて行われている事業でもあります。本校の「おがわ学」の講座との親和性もあり、「おがわ学」の講座にも、寺田先生、大学生の皆様にご来校いただき、「小川町を高校生にとって居心地の良い町にする提案を考えよう」のテーマでご指導頂きました。そうした経緯から、本校3年生が2名、ワークショップに参加することでもあり、私も勉強させていただきました。

 発表のテーマは「おがわ型農業の発信に向けたウェブデザイン(仮)」、「小川町のインクルーシブまちづくり(仮)」、「音環境からみた親水公園の空間デザイン(仮)」の3題で、指導講評のご担当として企業・研究者の方々のご参加もあり、また小川町役場のご担当や地域の関係の皆様のこ来場、ご参加もありました。どの研究発表も、地域実情を丹念にリサーチした上で、かつ学問的でもあり、本校生徒たちも、大変楽しく、充実した時間を過ごせたと思います。ワークショップの中で、参加の皆様が本校生徒を、「一人前の参加者」として遇して下さる。こうした一コマ一コマが「ひとを大人に成長させていく」のではないかと強く感じました。

 私自身は「おがわ型農業の発信に向けたウェブデザイン(仮)」のワークショップに参加させていただきました。発表の要旨は、有機農業に取り組む個々の事業者さんの価値ある取組の情報を、ウェッブ上に情報集積し、外部者に小川町の有機農業の良さ等を、効果的に紹介していく試みのお話でした。お話を学校に置き換えて考えていくと、個々の職員が学習指導、部活動、進路指導、行事対応etc、様々な良質な取り組みをしている学校は沢山あると思います。そうした校内のコンテンツを関係づけ、「生徒の学びの新たなストーリー」に再構成できれば、新規業務を立ち上げずに、充分魅力的で新たな学校価値を創出できるのではないかと思います。そんなことを夢想しながら、大変楽しいひと時を過ごさせていただきました。

 良い機会を頂きまして、寺田先生をはじめとする東京大学大学院新領域創成科学研究科の皆様、指導講評の先生方、いつもご支援を頂いております小川町役場、そして地元の皆様に改めて感謝申し上げます。

    

 

0

進選クラス実力テスト実施しました

 本日1月18日(土)の15時から、PTAの第4回の理事会が開催されるので、少し早めですが、朝から出勤してみました。学校に着くと、校庭では新人戦を戦うサッカー部、体育館では男バス、格技場では少林寺の生徒たちが熱心に部活動を行なっておりました。校舎に入ると4階では1年生、3階では2年生の進選クラスの生徒たちが実力テストに臨んでおりました。他に目につきにくいところでも、いくつかの部活動、校務対応で頑張っている生徒諸君・先生方の動きがありました。生徒の活動の影には、教職員の努力ありです。試験監督、部活動指導等でご対応頂いている先生方、ご苦労様です。ご対応に感謝申し上げます。

 

0

共助のための社会基盤創り(3学年年金講座実施しました)

 本日、1月16日(木)6限、柔道場にて、3学年の年金講座を実施しました。川越年金事務所から講師の先生の派遣を頂き、3年生生徒にご講義いただきました。平成元年度に大学に入学した私の体験からいうと、学生の国民年金への加入が義務づけられたのは、平成3年の4月から。ちょうど私は大学3年生でした。そんな四半世紀以上も過去の体験を思い出しながら、講師の先生のお話を聞かせていただきました。自分の知らなかった話もあり、大変勉強になりました。

 生徒の皆さんには、制度の趣旨、必要な対応等、様々な知識を身に付け、健康で安心安全な社会生活のための知恵を手に入れて欲しいと思います。共助が成立する生活しやすい社会の実現のため、お互い頑張っていきましょう。

0

「艱難(かんなん)汝(なんじ)を玉にす」(大学入学共通テスト激励会実施しました)

 本日1月16日(木)15:50から、大学入学共通テスト受験の3年生の「共通テスト事前指導」を実施しました。

 進路指導主事の先生、進路指導部の大学進学担当の先生から、共通試験受験上の注意等、頂きました。先生方、ご指導有難うございました。

 個人的な思い出ですが、思い返せば、今から36年前、年号が「昭和」から「平成」に変わった年、私は受験生でした。制度も「共通テスト」前身の「共通1次試験」で、その年は、1979年から始まった「共通1次試験」の最後の年でした。

 「艱難汝を玉にす」

 困難な経験は人を磨き、立派な人格に成長させる。進路が決まった同級生もいる中で、目標に向けて困難な道程に挑戦している皆さんに、教職員を代表して、心からのエールを送ります。頑張れ。

0

「株主総会」に向けて(1月22日(木)開催予定 おがわ学起業体験プログラム:「道の駅プロジェクト」報告会準備について)

 本日、1月15日(水)6限、本校図書館1Fにて、おがわ学でのアントレブレナーシッププロジェクト「道の駅プロジェクト」の「株主総会」の事前準備が行われました。進捗状況の確認に、授業の様子を拝見させていただきました。このプロジェクトは、小川町の特産物を用いて、現在改修中の道の駅で販売する物品を開発するという流れで、受講する40名あまりの生徒たちが7つのグループに分かれ、それぞれのグループを会社に見立て、製品開発等を行ってまいりました。途中、7月の中間発表会では金融機関・地元企業・学校関係者・地域の方々をお招きし、各グループのプレゼンをご覧いただき、ご出資いただく形で、事業(授業)を進めてまいりました。途中、9月には文化祭での模擬販売を実施し、更に、埼玉りそな銀行様のご厚意で、川越市の「りそなコエドテラス」をお借りしての販売会も実施させていただきました。多くの皆様のご支援をいただいた当事業ですが、来たる1月22日(水)にプロジェクトの最終報告会を行う予定です。

 学校でのアントレブレナーシッププロジェクトの先行事例としては、品川女子学院さんの実践等、何例も挙げられますが、地域との協働の視点を含む本校の取組を今後も育んでいきたいと考えております。

 3年生の皆さん、講座担当の先生方、お疲れさまでした。ご指導頂きました講師の先生方、町関係の皆様、ご支援いただきました金融機関・地元企業の皆様、今後ともご支援の程お願いいたします。22日(水)の株主総会、どのような出来上がりになるか、大変楽しみです。

0