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2025年4月の記事一覧

教育活動の改善のために(復元可能な情報の共有化をいかにすべきか)

 本日4月10日(木)1・2限は3学年進路ガイダンスを拝見しました。1限は格技場での全体会、2限は各教室にて分野別の講演会の運びでした。2限は来客対応のため、拝見できずでしたが、1限の講師講演は、3年生の進路決定に至るスケージュール感、留意事項が適切にまとめられており、よいイベントであったと思います。

 昨日4月9日(水)は、1限は体育館での3年生の学年集会、2限は体育館での1年生の自転車安全講習会、3限は格技場での2年生の学年集会と3つの学年の3つの学年行事を拝見しました。各学年とも、話者の位置を変えたり、生徒の座席間隔を工夫したり、生徒に効果的な集会になるよう、内容以外にも様々な工夫をしている様子がありました。

 3学年の学年集会では冒頭の学年主任のあいさつに始まり、教務担当からは学習指導上の留意事項が行われ、進路担当2名からは、年度当初に必要な進路情報だけでなく、今後の生き方在り方にに繋がる心構えのお話もありました。1年生の自転車安全講習会では、中高生で多い自転車事故の防止のため、1学年の生徒指導担当が、パワーポイント資料を丹念に使用し、クイズ形式で安全講習会を行っていました。2学年の学年集会でも年度当初の指導が丁寧に行われており、各先生方の講話の中でも、若手の先生が「顔をあげて先生方の話を聞いて欲しい、聞いている生徒の表情を見て、この生徒は理解しているか、理解していないかを判断し、理解していないようであれば説明の仕方を変えるなどの対応をするのだから」と生徒に注意喚起を行っていました。まさにその通りと思いました。話者以外の先生方の様子を見ると、話者の話を聞きながらも、自分のクラスの生徒がしっかり講話が聞けているか、生徒の表情が見える位置に自分の立ち位置を工夫している職員もいたように思います。

 3コマ拝見して感じたのは、どの学年の学年行事も、各先生方は丁寧な事前準備をして、生徒に有用な情報を適切に提供してくれていることです。それに生徒は熱心に講話を拝聴しています。しかし、40~50分、4~5人の話者が話を続けると、最初の話者の話の記憶が薄れてくるようにも思います。これは生徒ばかりでなく、職員間の朝の打ち合わせについても同様な状況が生じることもあると思っています。

 情報の伝達と共有、得た情報を他者に再伝達あるいは自己で活用する(復元)。これらをスムーズにできる環境、手法を用意できれば、教育活動はより効果的に効率的に進むと思います。より効果的で効率的な教育活動を目指しての業務改善を目指していきます。

 

 

 

 

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小さな「カイゼン」の積み重ねを

 本日、4月9日(水)は新年度開始2日目。各学年とも年度当初のガイダンスが続きます。朝の管理職打ち合わせの際、新着任の教頭先生と「校務把握のために、学年集会などの年度当初の事業は、可能な限り全て見に行こう!」と確認し、先生方のご指導を拝見しました。

 朝の登校指導に、私も短時間だけですが、校門に立ってみました。駅近の本校ですが、生徒は車道を開け、しっかり登校できているように思いました。駅前の街路の狭い通学路の要所要所に、今日から3日間の限定ですが、生徒指導部の提案で、先生方が立哨指導してくれているおかげでもあると思います。正門を入る生徒の多くが、きちんと朝の挨拶もできていました。大変ありがたい限りです。

 実はこの公の立哨指導とは別に、学食の自販機前で毎日自発的に、登校する生徒への朝の声かけをしている職員がいます。昨年度の転入職員で、異動してきたばかりなので、学習指導や生徒指導をスムーズに行うためには、生徒に顔を覚えてもらうのが一番だから、自発的に朝の立哨を行っているのだと本人は言っていました。年度途中から、その行為に共感した職員が1人加わり、昨年度は主に2人で、時には教員志望の男子生徒が1名加わり、朝の挨拶運動を行っておりました。

 今朝の正門指導を切り上げ、職員朝会のため、職員室に向かう途中に自販機前を見ると、なんと3人目の職員の姿が!

 職場での自発的な小さな日常の改善が、多数の継続的な「カイゼン」の波になる可能性を確信した瞬間でした。

 

 

 

 

 

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令和7年度入学式挙行致しました。

 4月8日(火)13:00より、本校体育館を会場に、令和7年度入学式を挙行致しました。開式の1時間前頃から続々と入学生及び保護者の方々がお見えになりました。当日は朝、始業式をしてからの会場作成でしたので、慌ただしくもありましたが、会場作成にあたって頂いた3年生生徒、指揮・対応していただいた先生方のお陰で、スムーズに準備は進みました。

 始業式、入学式等の式典の際、役務上、壇上から挨拶をさせていただく機会が多いのですが、今までの勤務校に比して、本校は生徒と目線が良くあうように思っています。顔をあげて、相手の表情を見て、しっかり話しを聞こうとしている生徒が非常に多いように思います。真剣に向き合ってくれている生徒に対し、どんな学びを提供できるか、我々も毎日が真剣勝負の場面だと思っています。

 今回も来賓の皆様からは、「職員の熱意と生徒の良さが良く感じられる大変素晴らしい入学式であった」とのお褒めの御言葉を頂戴しました。大変嬉しい限りでした。

 個人的な内容になりますが、lineにて、隣県にお住まいになる中学校時代の恩師からご連絡を頂戴いたしました。先生お住まいの地域の桜は今満開だとのお話と、現場で勤務する私への温かい励ましのお言葉がありました。入学式当日の本校の桜は、まだ若干のつぼみも目立ち、満開には至らずの感じでした。私が先生にお会いしてから40年以上の月日が流れました。今も温かく見守って頂いております。小川高校に入学した生徒諸君にも、自分の人生を豊かにする友人、先輩、後輩、先生方との出会いがきっとあるはずです。人との出会いを大切にしてほしいと強く願っています。

 ご来校していただいた皆様に、本校の良さを存分に感じていただけるような教育実践を、今後も積み上げてまいります。

 

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